図書カンコク ヘイゴウ エノ ミチ000056124

韓国併合への道

サブタイトル1~10
文春新書;870
編著者名
呉 善花 著
出版者
文藝春秋
出版年月
2012年(平成24年)7月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
293p
ISBN
9784166608706
NDC(分類)
221
請求記号
221/O11
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
完全版 前版(2000.1)の「終章」を「第10章」とし、「第11章」と「第12章」を新たに書き下ろして追加した増補版
和書
目次

はじめに
増補版へのまえがき
 
第一章 李朝末期の衰亡と恐怖政治
文官独裁国家としての李朝
いずれの身分も世襲
二〇〇〇年間に一〇〇〇回の侵略
嫉妬深い中央集権主義
派閥、一族の紛争に明け暮れる社会
大院君の復古的専制政治
 
第二章 朝鮮の門戸を押し開けた日本
洋夷の侵略を撃退した李朝の自信
「衛正斥邪」の思想
日本の国書受け取りを拒否
江戸時代の日朝交流
皇帝と王の違い
国際社会から孤立した李朝
外威勢道政治の復活
暗礁に乗り上げた日朝交渉
砲艦外交に出た日本
日朝修好条規の締結
 
第三章 清国の軍事制圧と国家腐敗の惨状
開化派と守旧派の対立
形ばかりの行政機構の近代化
古兵の衛正斥邪派の反乱
清国と日本の出兵
李朝への干渉を強化する清国
首都漢城を制圧した清国軍の暴状
日本の対朝鮮・清国政策の転換
開化派勢力の分裂
後宮を支配する大霊君と閔妃のシャーマニズム
税関収入は王妃の祭祀料
際限のない悪貨私鋳
 
第四章 独立・開化を目指した青年官僚たちの活躍
開化思想への目覚め
開国論者・朴珪寿
実学思想から開化思想へ
独立党を結成した若き貴公子たち
開化は官僚が果たした役割
金玉均の日本視察
福沢諭吉の影響
文化的手段による改革の援助
 
第五章 一大政変の画策へ乗り出した金玉均
帰国後の金玉均と朴泳考
独立党への圧迫
二転、三転した日本の対朝鮮方針
竹添公使の変心
決起を決意した金玉均
欧米列強の出方を探る
高宗の暗黙の承諾
福沢諭吉と井上外務卿の「後方支援」
世界を巻き込む政変の画策
 
第六章 夢と果てた厳冬のクーデター
郵便局の宴会
王宮占領と閔氏六大官の殺害
新政権の樹立
西軍の出動
仁川港からの脱出
クーデター発生にあわてた日本政府
竹添公使の二つの対朝鮮政策
井上外務卿の独断専行
 
第七章 国内自主改革の放棄
漢城条約と天津条約が物語るもの
清兵と朝鮮暴徒の日本人虐殺
メルレンドルフのロシア接近
イギリスの巨文島占領
日本の方針の大転換
新たな朝露密約事件の発覚
甲午農民武装蜂起と内政改革
日清戦争の勃発
三国干渉後の世界
 
第八章 新たなる事大主義
閔妃殺害
日本主導の内政改革の終焉
露西亜の手中に落ちた李朝
独立教会と大韓帝国の成立
独立教会の壊滅
日露戦争の勃発
日本の保護国となった韓国
 
第九章 民族独立運動と日韓合邦運動の挫折
反日義兵闘争の展開
愛国啓蒙運動の挫折
日韓合邦運動へのアプローチ
当時の韓国のとるべき道
李容九と一進会
大アジア主義と日韓合邦論
対等合邦の挫折と日本による韓国併合
 
第一〇章 韓国併合を決定づけたもの
アジア近代史と韓国の命運
日本に韓国併合を決定させたもの
親日派韓国人を売国奴とする韓国
李朝の亡霊の呪縛
農民の疲弊から遊離した知識人たちの責任
 
第一一章 日本の統治は悪だったのか?
西洋列強による植民地統治との違い
韓国教科書に載る「土地収奪」の嘘
英仏蘭が行った一方的な領土宣言
巨額投資による産業経済の展開
原料収奪をもっぱらとした西洋諸国
武力的な威圧はあったか?
武断統治から文化統治への転換
植民地で行われた弾圧と虐殺
学校数の激増と識字率の急伸
教育を普及させなかった西洋列強
差別と格差をなくそうとした同化政策
戦時体制下の内鮮一体化政策
 
第十二章 反日政策と従軍慰安婦
反日民族主義という「歴史認識」
国民に知らされない日本の経済援助
親日派一層のための「過去清算」
韓国人自身の「過去清算」への弾圧
「従軍慰安婦」問題の再燃
政権危機と対日強硬姿勢の関係
 
主要参考文献
日韓併合関連年表