ぼくらが出合った戦争
- サブタイトル
- 漫画家の中国引揚げ行
- 編著者名
- 石子 順 [ほか]著/ちば てつや [ほか]著/森田 拳次 [ほか]著
- 出版者
- 新日本出版社
- 出版年月
- 2012年(平成24年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 195p,図版[9]p
- ISBN
- 9784406055000
- NDC(分類)
- 726
- 請求記号
- 726/I76
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1章 引揚漫画家が集まった(石子順)
「引揚げ」ということーなぜ子供たちはそこにいたか
旧満州からの引上げはどのようにはじまったか
引揚げ漫画家たちが集まった
帰る喜びと残された哀しみー私の引上げ体験
引揚げ漫画家が漫画世界を広げた
第2章 作品にひそませた中国での記憶[対談](ちばてつや/石子順)
終戦の日のガラスの割れる音
引揚者という共通の驚き
山のように積まれた凍った遺体
ありったけの服を着た夜逃げ
徐さんの友情
「屋根うらの絵本かき」
母の気迫ー「性格もなにも全部違う。だけど全部私の子どもだ」
船上で死んだキョウちゃん
どんどん青くなる海のきれいさ
「内地が見える!」
「乾パン」の号令
漫画とのはじめての出合いー道端に落っこちていた小さな本
プロになるきっかけをつくったのは、ヌーッと大きい男の子
漫画は、出版社勤めの人が作っていると思っていた
何とか家計を助けたい
「原稿用紙の裏は使ってはいけない」
「ご苦労さま」
一万二三五一円
心のきれいさ
中国での記憶のかけらを潜ませて
第3章 引揚げという事実を知ってほしい[対談](森田拳次/石子順)
二つのきっかけ
大晦日に船の汽笛を聞くと…
森田さんのユニークさー画集『少年たちの記憶』
多くの人が体験した引揚げという事実を、多くの人に知ってほしい
無蓋車からのおしっこ
スイカの赤色と畳の匂い
上田トシコさんのこと
赤塚さんの言った「おおらかさ」
間違って、漫画の道?
かっこいいつもりのデビュー作
ボクは、"満州引揚げと同時にアメリカ引揚げなのです"
「メーファーズ(没法子)」=「これでいいのだ」
手塚さんの影響
ギャグはセンスの問題
価値観を一変させた「引揚げ」
「引揚げ」を描いた絵は何を語るのか
広がりを見せる「引揚げ」を語る運動
「『私の八月十五日』の会」で、さらに広がりが
第4章 一二人の引揚げ漫画家たち(石子順)
オレンジ色に染まった空にまっ黒なカラスの大群がとんでいく(赤塚不二夫)
中国人のお姉さんが焼いてくれたさといもはおいしかった(古谷三敏)
ブローカー市で着物は売れた(上田トシコ)
母は工場で働くが(山内ジョージ)
上海書店の店先で煙草をすう父(高井研一郎)
引揚船は大きくてたくましく見えた(ちばてつや)
夕陽めがけて(森田拳次)
引揚船は玄界灘の荒波にもまれた(山口太一)
夕陽と「あじあ号」(バロン吉元)
B29がゆうゆうと飛んでいった(横山孝雄)
おふくろにリンゴを食べさせたい一心でかなりフライングして一番になった(北見けんいち)
母に抱かれて(林静一)
中国からの引揚げ関係地図
あとがき
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