日活昭和青春記
- サブタイトル
- 日本でもっとも長い歴史をもつ映画会社の興亡史
- 編著者名
- 松本 平 著
- 出版者
- WAVE出版
- 出版年月
- 2012年(平成24年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 318p
- ISBN
- 9784872905823
- NDC(分類)
- 778
- 請求記号
- 778/Ma81
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 日活のあゆみ:p305-315
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第一章 興隆と危機に出遭った日活人
苦渋の選択ー一九九三年六月危機
衝撃の倒産ニュース
押し寄せる取引先
声涙下る最後の会議
会社更生法申立と審議
あれから十九年
第二章 日活の転機と経営者
倒産も貴重な体験だった
堀久作と根本悌二
堀久作とはどんな経営者か
急成長と狂った歯車
撮影所組合結成と根本悌二
第三章 一九六〇年代とはどんな時代だったか
観客が激減した六〇年代
観客激変の原因はなにか
映画とテレビ
入場料値上げの悪循環
「ブロックブッキング」の崩壊
六〇年代の映画各社
第四章 暗転
製作再開後の撮影所
峠の創立五十周年
日活の歴史動かす組合結成
堀社長の価値観と映画
丸の内日活売却と経営批判
映画各社も労使対立時代
募るトップ同士の不信感
叶わなかった「夢よ、もう一度」
第五章 見えない展望の中で
墓穴を掘った堀久作
告げ口が混乱を生む
役員体制刷新クーデター
危機を広げた新体制
第六章 労使対立の時代
活発になった労働組合
無駄な対立を重ねた日々
松本・斉藤「解雇事件」
解雇事件の背景と真相
最初の外国訪問
第七章 日活の解体が始まった!
何処もかしこも紛争だらけ
悪戦苦闘の映画界
日活撮影所が売られた
怪物社長、開き直る
組合弾圧失敗と不動産売却
黒い影を暴いた組合文書
「映画の灯を消すな」議論白熱
第八章 日活国際会館売却と映画崩壊
本社ビル売却で明けた七〇年
ホテルのロビーで大集会
大映と共同配給構想の発足
仕事確保に必死、ホテル支部
別世界のEXPO'70
「戦争と人間」と私との出会い
解雇事件闘争の解決
第九章 映画事業方針の転換
ダイニチ失敗で迎えた七一年
撮影所明け渡し期限とその後の展開
危機増幅させたダイニチ映配
堀久作、突然の社長辞任
経営委員会、映像委員会の提案
第十章 七〇年代の転機
経営危機下の事業協議
崩壊した系列劇場で何が出来るか
議論するほど深刻「経営委員会」
ロマンポルノ構想、浮上する
労使協議中の天城日活売却
第十一章 大映と日活、営業統合の失敗
日本も世界も変わり始めた
ダイニチ解消後の日活
ダイニチ解消と大英倒産
ロマンポルノ事件で起訴
第十二章 日活資産売却反対と映画続行の闘い
ロマンポルノでは食えない
恐るべき日活解体路線の発覚
劇場とフィルムに労働債権担保
悩ましい選択、天城と新宿
やむなく合意、新宿日活の売却
第十三章 新段階迎えた経営再建闘争
撮影所裁判中も経営危機深まる
最悪の給与連続遅配
大阪梅田日活をめぐる攻防
異常に高い残業代を自主改善
欲しがりません、勝つまでは
社長宅差し押え事件
第十四章 七〇年代の再建闘争と撮影所問題
堪えてこその意識改革
撮影所明け渡し裁判の争点
日活はどんな主張をしていたか
裁判長提案で和解交渉
労組の提案で本社移転
堀久作逝去と根本委員長の専務就任
第十五章 撮影所の買戻し成る
大詰めの撮影所和解交渉
「撮影所戻る」前の役員改革
「買戻し」祝う大集合
第十六章 撮影所開発と財務改革
四十億の債務超過
撮影所の半分がマンションに
独立採算と多角事業化めざす
増資で債務超過を解消
ウルトラCという名の改革
金をめぐる変化の背景
第十七章 七〇年代末の転換と映画の変化
動き始めた新にっかつ
劇場と紳士服販売ROC提携
其の後の映画はどうなったか
無罪判決 ロマンポルノ裁判
児童映画もがんばった
本社は元演芸場、乃木坂ビル
社会も産業も転換時代であった
第十八章 八〇年代の光と影
初めての病気入院と私の転期
組合役員辞任、経営の仕事に就く
変わり始めた、日活
ロマンポルノの終焉とビデオ
模索続けた成人映画
第十九章 バブル経済の判断と誤算
根本悌二社長の辞任
ニューメディアに取り組む
「経営五ヵ年計画」の問題点
日本を狂わせたバブル経済
おわりに
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