図書センゴ フジン モンダイ シ000056046

戦後婦人問題史

サブタイトル1~10
共同討議
編著者名
一番ケ瀬 康子 編著/赤松 良子 執筆者/浅見 公子 執筆者/泉 順 執筆者/岡山 礼子 執筆者/窪田 暁子 執筆者/小林 満里子 執筆者/宍戸 健夫 執筆者/島田 とみ子 執筆者/田辺 信一 執筆者/一番ケ瀬 康子 執筆者
出版者
ドメス出版
出版年月
1971年(昭和46年)8月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
365p
ISBN
NDC(分類)
367
請求記号
367/I16
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに

Ⅰ 「私」にとっての婦人問題
問題提起 その視点
婦人の法律的地位の変化
 憲法上の地位 民法の改正
 家庭裁判所の設置 戸籍法の改正
 夫婦の財産関係 離婚と財産分与
 扶養 相続 婦人と労働
婦人参政権の行使
 第一期 婦人参政権の行使と民主化
 第二期 再軍備と平和運動
 第三期 政治的関心の増大と減小

Ⅱ 敗戦による非連続と連続
討論・婦人問題 連続の中の非連続
 法的解放と受け入れ基盤
 日本的イデオロギーの連続と切断
 不十分な経済自立と主婦の登場
 底流を変えていったもの
 婦人運動論の直続性
 婦人における戦争体験の風化
 戦争と戦後の接点
 見落とされていたもの
戦後農村婦人の変容
 農地改革と農村婦人
 農業生産の拡大と農家生活の向上
 農民の相対的窮迫化と婦人労働の強化
戦後過程と婦人労働の変化
 就業構造の変化と婦人労働
 経済の高度成長と婦人労働
 婦人労働と主婦婚

Ⅲ 日常性との遭遇と脱出
戦後婦人の「生活」過程
 戦後婦人生活の概略
 理念としての権利
家政担当者としての主婦の役割
 「生活革新」の狭間のなかで
 生活行動・生活意識と暮し
共働き婦人と保育所問題
 婦人労働者の急増と核家族化
 しいたげられる母と子
 はじまる新しい胎動
 人づくり政策と「過程へ帰れ」

Ⅳ 幻想としての近代化
討論・実践課題の多彩化と「論争」の展開
 ポスト主婦論争 違憲訴訟
 母体保護論争 模索するウーマン・リブ
 客体化しない生活綴り方
婦人と社会保障
 戦後社会保障小史
 社会保険給付と婦人
母子保健・母子福祉
 なぜ母子保健・母子福祉を問題にするか
 敗戦まで 敗戦後の混乱のなかで
 福祉政策の停滞
 母親の要求のたかまり
 母子福祉・母子保健政策の展開はじまる
 今後の問題

Ⅴ 市民運動への開眼
討論・新しい婦人論への胎動
戦後の女子教育
 戦後女子教育の出発点
 高等学校教育にみる現実
 戦後女子教育の転回
 後期中等教育の再編成
 最近の動向
地域婦人団体の再生と展開
 戦後政策のなかの地域婦人団体
 地域婦人団体の特質
 社会変ぼうと地域婦人団体
 地域婦人の学習とその構造
 「地域婦人運動」への展望
婦人解放と婦人運動
 勃興期 展開期
 分裂・混迷期

Ⅵ 資料
統計資料
婦人の労働権判例(概要)
判例にみる損害賠償額一覧
戦後婦人問題に関する文献
戦後婦人問題年表