被爆韓国人

序文　未来を貫く証しとして
第一部　ルポ・断ち切られた時間(朴秀馥)
慶尚南道陜川で
京畿道のものいわぬ人びと
　
第二部　手記・被爆三〇年―その日と今日
学徒動員にかり出されたために(崔英順)
知らなかった「原爆症」(朴且点)
だれが私の骨を腐らせたのか(崔季澈)
川南造船所の徴用下請工(黄応八)
三菱徴用工は叫ぶ(朴海君)
臨時の陸軍病院で迎えた解放記念日(辛泳洙)
問うなかれ甲子生―徴兵第一期生として(郭貴勲)
献身的な妻を追い込んだもの(郭貴勲)
父子二代、身体と心を奪われる(郭貴勲)
韓国人……そして米国人、中国人も被害者(金仁祚)
父の悲運を引き継いで―被爆二世は朱y党する(辛亨根)
　
第三部　日誌・再び踏む日本の土
ヒロシマは遠く(郭貴勲)
怒りと感謝の日々(辛泳洙)
　
〔解説〕
〔資料〕　(韓国原爆被害者救援協会創立趣意書、同協会が朴大統領に提出した陳情書、日本国田中首相に提出した要望書ほか)
〔年表〕　(一九一一～一九七五年)