図書タイヨウ ガ キエタ アノ ヒ000055937

太陽が消えたあの日

サブタイトル1~10
若い人の図書館 被爆を語る
編著者名
長崎放送報道部 編
出版者
童心社
出版年月
1972年(昭和47年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
221p
ISBN
NDC(分類)
915
請求記号
915/N21
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
解説:大川悦生 イラスト:吉田克二
和書
目次

傷ついた私のあゆみ―ひとりの娘の体験●片岡ツヨさんの話
顔を閃光がうった!
ひとつきりの欠けた鍋(なべ)
はじめて鏡を見たときに
みじめさをかみしめながら
職場のこと手術のこと
ささやかなひとつの願い
 
あの子をさがした二十一日―ひとりの母の体験●林津恵さんの話
九日の朝、子どもは
浦上の焼け野の道で
でもまだ、あの子はどこかに
「あ」と呼んだくちびる
主人の死まで
城山の庭に桜を
 
城山で直美を抱いて―ひとりの教師の体験●江頭千代子さんの話
イモ畑の運動場
子をおろそうとしたそのときに恐怖で声がでなかった
主人に手をひかれて
目で見た地獄
長男も死に主人までが
間借りで再開された学校
涙で終った卒業式
思いあゆみの日々
無縁仏(むえんぼとけ)の千羽鶴
 
広島を見てきて長崎で―ひとりの徴用工員の体験●川崎一郎さんの話
被爆の翌日広島駅を
ああ、同じ爆弾だった
やっと五島についてから
だれも知らない原爆症
六度も入院して
 
乙女らの訴えを世界に―ひとりの女学生の体験●渡辺千恵子さんの話
気がついたとき私は
被爆者収容所の夜
母とふたりきり残って
腐った肉と肺炎と
ふたたび死をのがれたあとで
世界の母親大会に私の手記を
六人の原爆乙女
苦しくても運動のなかでこそ
 
原爆被爆者問題の資料
被爆を民族の体験として
歴史への責任をはたすために