原爆の閃光と死の灰
序文(長崎県知事・久保勘一)
まえがき(山口繁)
第一章 長崎市原爆投下被害偵察記録
原爆投下当日の状況
八月十日(翌日)の状況
八月十一日 被爆地現状偵察
長崎駅前の電車
建物・営造物・交通・通信・動植物其の他
八月十二日 住居移転後の状況
原爆投下後の天候気象の状態
停戦の詔勅と民心
原爆投下直後に流布されたデマと其の結果
原爆投下時得た教訓(其の他の参考)
附図 「大橋停留所の電車の死体」
第二章 魔の第二次放射能
第二次放射能障害の意義
入院患者の半分が第二次放射能
第二次放射能死ふえる
第二次放射能の実例
第三章 原爆投下は人道に悖る大罪悪である
附記
日本戦場化の恐れ
軍事評論家林克也氏の言
原水協副会長「ソ連」訪問
世界大会米代表戦争防止に対する感想
キレイな原水爆はあり得ぬ
第四章 原水爆禁止と内外の動き
藤山外相実験禁止要求
実験禁止と米国のアイク首相
平和の使徒ネールインド首相日本訪問
松平国連代表核禁止問題で演説
米原子力委員会勧告
米政府原子力委員会の生物医学諮問委員会
第五章 原爆被害者に朗報
原爆のキズ跡を温泉で
原爆治療は全部国費で
被爆者の検診
放射能の薬にキャベツと葉ボタン
原爆病の新治療法を公園
被爆者の健康保持にコンフリー
放射能はお茶で防げる
放射能障害者に新薬ソ連科学者発見
長崎に「原爆孤児グループ」誕生
原爆孤児に愛の手
第六章 原爆と人体
世界は恐怖する
乳児を襲う死の灰
長崎ではこう見る
恐ろしい原爆の贈り物
小頭児と蒙古症
原爆と奇形児
おそるべき放射能
第七章 放射能と遺伝
米や粉乳も汚染生殖細胞侵される
放射線と遺伝
全被爆者が骨髄に異状
「死の灰」毎年十五万の白血病
放射能に関する研究発表
第八章 トルーマン前大統領発言に対する抗議
トルーマン発言
原爆投下は当り前(万一の場合は水爆使用)
原爆投下は日本にも責任
原爆投下は日本指導者の罪
トルーマン宣言の真相
投下の必要認められず(マ元帥の忠告も反古)
頑迷な戦論静止し得ず(原爆なくても日本は降伏)
狙いはソ連の圧力(広島・長崎 ル外交失敗のいけにえ)
トルーマン発言に対する抗議
元陸軍大将荒木貞夫氏の談話
海外視察団(日本代表)について
著者私見
「参考文献」
第九章 原爆医療に関する事項
長崎原爆病院開院
其の他の原爆医療機関
長崎に原爆被爆者団体及び日本原水爆被害者団体協議会結成と被爆者援護法の要求項目
原爆医療法と外交
附記
第十章 日本の現状と米国の実態
第十一章 原爆投下の跡始末は誰がなすべきか
第十二章 長崎市民の原爆に対する怒りは平和と復興を早めた
第十三章 原水爆反対其の他の運動
署名携え長崎代表団上京
各地での運動
平和宣言
第十四章 広島・長崎二十五周年抜粋
短歌(花山典子)
俳句(山本魁千)
あとがき