「青年日本の歌」をうたう者

プロローグ　昭和七年五月十五日　首相官邸
　
第一章　葉隠武士の血
なにも語らなかった男
反乱将校の系譜
佐賀中学の葉隠教育
海軍兵学校五十四期生
　
第二章　五・一五事件前夜
佐世保の青年将校
同志
藤井斉の戦死と血盟団事件
決行
　
第三章　小管の英雄たち
五・一五事件の全容と新聞報道
海軍軍法会議
減刑運動
獄窓もよう
青年日本の歌
　
第四章　あらたな出会いと動き
出所
宇都宮三千雄という男
結婚
近衛新体制運動
反東條活動
横浜事件との関係
　
第五章　終戦工作の裏側で
石原莞爾、牛島辰熊との接点
高木惣吉の東條暗殺計画
翼壮中央本部組織部長
国民義勇隊構想と終戦
　
第六章　占領下の再出発
公職追放
霧島にて
海烈号事件
台湾義勇軍関与の真偽
二度めの獄
　
第七章　金をほしがらない右翼
参議院選挙
"鍋屋横丁のお化け屋敷"のころ
よき友はみな貧しくて
公安警察の目とわかの苦悩
三無事件
河野邸焼き討ち事件の余波
　
第八章　初一念失ふまじ
五・一五は遠く
父、夫、そして革命家として
「○」円相
　
あとがき
主要参考文献・資料
三上卓関係年表