図書ケンエツ メディア ブンガク000055898

検閲・メディア・文学

サブタイトル1~10
江戸から戦後まで Censorship,media,and literary culture in Japan
編著者名
鈴木 登美 [ほか]編/十重田 裕一 [ほか]編/堀 ひかり [ほか]編/宗像 和重 [ほか]編
出版者
新曜社
出版年月
2012年(平成24年)3月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
191,191p
ISBN
9784788512849
NDC(分類)
023
請求記号
023/Su96
保管場所
閉架一般
内容注記
英文併記 その他の編者:十重田裕一,堀ひかり,宗像和重 参考文献:論末
和書
目次

序 検閲と検閲研究の射程(鈴木登美)
 
第I部 江戸から明治・大正・昭和前期にかけての出版文化と検閲
解説 抑圧と抵抗の諸相(宗像和重)
江戸歌舞伎の検閲(埋忠美沙)
江戸後期戯作の検閲(佐藤至子)
浮世絵の検閲(サラ・E・トンプソン)
明治期文学者とメディア規制の攻防(紅野謙介)
コラム 「時鳥啼くなと申す人もあり」―正岡子規、検閲、公共言説としての俳句(ロバート・タック)
内務省の検閲と第二次世界大戦前日本の出版文化(大日方純夫)
永井荷風「つゆのあとさき」の本文と検閲(中島国彦)
 
第II部 戦前・戦中から占領期・戦後にかけての文学と検閲
解説 内務省とGHQ/SCAPの検閲と文学―一九二〇-四〇年代日本のメディア規制と表現の葛藤(十重田裕一)
事象としての検閲と幻想としての読書―谷崎潤一郎をめぐって(アンヌ・バヤール=坂井)
検閲、自己検閲の連続性―川端康成の作品において(セシル・坂井)
コラム 刑務所の中の言葉―葉山嘉樹の獄中記を読む(ネイト・シャッキー)
拡張する検閲「帝国」と「非合法」商品―玄界灘に交錯する雑誌『戦旗』の読書網(高榮蘭)
コラム 二重化された両義性―李光洙と帝国空間の矛盾(クリスティーナ・イ)
かいくぐることと自粛と―昭和モダニズム文学者・久生十蘭の検閲対応(川崎賢子)
 
第III部 戦中から占領期にかけての大衆メディアと検閲
解説 大衆メディア検閲研究―メディア特殊性そして間テクスト性(堀ひかり)
映画検閲と天皇イメージ―『日本ニュース』における昭和天皇の例を中心に(堀ひかり)
振り子の揺れ―連合国軍占領下における紙芝居と検閲(シャラリン・オルバー)
コラム ローマ字化勧告をめぐる「誤解」―石黒修の検閲事例から(塩野加織)
純血への頌歌―占領期詩歌の検閲にみるタブー・トピックとしての「親密交際」(マーリン・J・メイヨ)
コラム 坂口安吾と「チャタレイ裁判」(時野谷ゆり)
 
あとがき(編者)
執筆者一覧