葫蘆島からの脱出
- サブタイトル
- 幻想の器だった満州
- 編著者名
- 田村 幸雄 編
- 出版者
- ミヤオビパブリッシング
- 出版年月
- 2012年(平成24年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 206p,図版[4]p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/Ta82
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献:p205-206
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第一章 芸は身を助ける
職業婦人時代を先取り
“芸は身を助ける”の始まり
女学生のあそびごころ
思わぬ養女のはなし
タバコ屋大繁盛(はんじょう)
お見合いのときの父のたんこぶ
父と母の新婚暮らし
小さな新居を自分で建てる
第二章 激動の地へ
突然の中国(旧満州)行き
激動し始めた地で、私たち兄妹(きょうだい)出生
ソ連版「関特演(かんとくえん)」
父への赤紙
混乱のなか、母がんばる
第三章 ソ連軍、突然の参戦
ソ連の参戦を促(うなが)すヤルタ会談
惨事を招いたソ連頼み
ソ連の焦(あせ)り
日本の分割統治の危機
混迷する日本の指導者
不意をつかれた国境の街
戦車とスコップの戦い
日ソ開戦のラジオ放送
遮二無二(しゃにむに)侵攻するソ連軍
日本政府、現地定着の方針を打ち出す
第四章 混迷のなか、日本人会設立
熱き思い、高碕達之助
日本人引き揚げの陰の功労者
陰の功労者 武蔵先生に面会する
中国東北部全域、内戦状態に入る
窮極(きゅうきょく)の選択
楢橋渡(内閣書記官長)の思い
待ちに待った帰国情報
第五章 あの山越えて
引き揚げ要請
しみじみ 母親はつよい
秋雨(あきさめ)は恨みか恵みか
そこは 難民生活者の溜(たま)り場風景
さあ 安東出発
悲願の葫蘆(ころ)島岸壁から
葫蘆島からの脱出
引き揚げ船のなか、新たな母の悩み
第六章 父の口ぐせ“率先急行”が母のがんばり
祖国上陸
実家へ帰る
思わぬ縁で店先露天商
無我夢中の“率先急行”
若い二人の巡査
生活楽にならず
兄の教室へ毎日いっしょに
少年の悪ふざけ
熱気ある白晢(はくせき)の青年
税務署からの呼び出し状
窮余(きゅうよ)の一策
自前で生菓子製造をするまでに
名古屋の祖母に会いに行く
深夜にフランケンシュタインの来訪
職人の豪遊
母と映画鑑賞
何もかもお見通し
“お帰りなさい、兵隊さん”
引き揚げ促進運動と講和問題の狭間で
兄のすすむ道と職人根性
私から見た面白い人たち
時の流れ、廃業を決意
あと始末の責任を
あとがき
参考文献
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