図書目録ヒロシマ ニッキ資料番号:000055668

ヒロシマ日記

サブタイトル
編著者名
蜂谷 道彦 著
出版者
朝日新聞社
出版年月
1955年(昭和30年)9月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
4,382p,図版1枚
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/H11
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

1 地上最悪の日
からりと晴れた土用の朝
丸はだかで死の脱出
"私をおいて逃げてくれ"
全身三十三ヵ所を縫合手術
廃墟と化した病院へ相つぐ重症患者
"お城が見えんのでびっくり"という勝谷さん
新しい特殊爆弾
焼け出されの兵隊、隔離病棟を建設
天佑神助もあるまい
 
2 焦土の中の病舎
哀れそそる盲馬の蹄の音
勝部君、生命は大丈夫と折紙
下痢患者続出
二階の焼け跡へひとまず移転
窓越しに火葬の煙を見る
水を求めて感激する青年将校
不審な出血斑症状
心配するな、佐伯の婆ばさん
看護婦長山さん救出へ
衛生材料不足で外来診療中止の貼紙
大阪から乗岡先生一行来援
屍臭のない夜
ソ連参戦の報をきく
"日本特攻隊米本土を攻撃せり"
はじめて市中をめぐる
洞窟のような福屋百貨店
パンツ一枚で初の院長回診
 
3 国亡びて山河あり
"なに、原子爆弾!"とはね起きる
先生さん、早よう参らせて下しゃんせえや
名物兵隊婆ばさんの死
爆心か、護国神社の鳥居異常なし
七十五年間住めぬというデマ
"僕らは死ぬんじゃから何もいりません"と息もたえだえの四人の中学生
また"空襲警報!"のサイレン
明日正午の重大放送
とうとう敵の本土上陸か
玉音放送に興奮する病室
国亡びて山河あり
 
4 眠られぬ夜
断じて降伏せずの檄文ビラ
病床録作成を依頼
軍首脳部の非常識を嗤う
東京から守屋君の救援
患者に皮下溢血の小斑点
医局の焼け跡へ移る
窓外の列車風景
生きていた大倉婦人
秋夜の女子発狂患者
外傷がないのに容態急変
顕微鏡来着で白血球計算
熱血漢安原君白桃持参で見舞
頭髪脱落患者を発見
金歯の光る"膿の中の麗人"
 
5 恐怖は果てしなく
無用の長物だった軍用倉庫
被爆位置と白血球数
旧知磯野局長来任
突発的な脱毛症状
丈夫なものでも油断はできぬ
病室の人蠅(にんばえ)
ピカの熱線による眼底の火傷
工兵隊から放出物資到来
不安な斑点の原因と予後
デマ一掃に参謀長張りの気合術
解剖見学で実態をつかむ
岡山医大救護班来る
玉川教授解剖室を急造
 
6 あの犬も原爆を
軍服、軍靴の配給に狂喜
長堂夫人のウソのような死
玉川先生解剖標本瓶を督促
はじめて顕微鏡をのぞく
血小板の減少と内臓の出血斑
長堂君の遺子託児所へ
雨の日曜日にひとり想う
菜っ葉を漁る野犬
都築博士の講演をきく
"金屏風のような原子雲"を語る
 
7 慢性原爆症患者
笹田君ついで塩田君も退院
被爆者を距離別に記録調査
「原子爆弾と原子爆弾症」を執筆
はじめての点燈に婆ばさんと喜ぶ
貫名海屋の額を惜しむ
慢性原爆症患者に一抹の不安
雨風の中を野風呂に入る
「敵の上陸近し」におびえる
御真影奉遷顛末記
金では買えぬ野菜と魚
"町の鉱山"へ
敗戦駅前風景
 
8 あらしのあと
思い出の写真とどく
大石君の生々しい回想
窓なし病室に暴風雨襲来
お濠の蛙釣り
宮島へ往診
えり弁の小父さん泣く
米将校最初の来訪
四十九日の命日
家内、溝口君に伴われて帰省
悪性下痢になやむ
必勝不敗の信念
赤丸印の煙草
"私だったら国を訴える"
 
あとがき

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