南京大虐殺否定論13のウソ
- サブタイトル
- Kashiwa classics
- 編著者名
- 南京事件調査研究会 編
- 出版者
- 柏書房
- 出版年月
- 2012年(平成24年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 250p
- ISBN
- 9784760140947
- NDC(分類)
- 210.7
- 請求記号
- 210.7/N48
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 新装版
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第1章 「東京裁判によるデッチ上げ」説こそがデッチ上げ(藤原彰)
東京大虐殺は連合国の創作だった?
伝聞証拠しかないから虐殺はなかった?
南京の軍事法廷もデタラメの復讐劇?
第2章 本当に誰もが南京事件のことを知らなかったのだろうか(吉田裕)
知らなかった=だから、なかった?
情報は確実にひろがっていた
知っていた一般の国民もいた
第3章 リアルタイムで世界から非難を浴びていた南京事件(笠原十九司)
世界の報道を知らなかったのは日本国民ばかり
世界から非難され、東京裁判で裁かれた
連盟総会は日本の中国侵略非難決議を採択
南京駐在の外交官は南京事件の報告を本国に送っていた
年鑑を「一等史料」という荒唐無稽な否定論
第4章 戦争当時中国でも問題にされていた(井上久士)
中国側の資料に言及がない=虐殺はなかった?
蔣介石はどう言及していたか?
毛沢東や中国共産党は何も知らなかったのか?
第5章 数字いじりの不毛な論争は虐殺の実態解明を遠ざける(笠原十九司)
「三〇万人虐殺でなければ南京大虐殺ではない」というトリック
「数の論争」のトリック
「数の論争」の落とし穴
南京の人口は二〇万人だったというウソ
「南京大虐殺の目撃者はいない」というトリック
南京大虐殺の「虚像」を「虚構」と攻撃
南京大虐殺の実像
第6章 据えもの斬りや捕虜虐殺は日常茶飯事だった(本多勝一)
繰り返される捏造論
日本刀はそんなにヤワか?
これでも完全な「創作」といえるのか?
第7章 遺体埋葬記録は偽造史料ではない(井上久士)
虐殺の規模を示す基調な史料
紅卍字会とは何か
信憑性の高い紅卍字会の埋葬記録
ニセものだと決めるける否定派のウソ
崇善堂の埋葬について
第8章 虐殺か解放か―山田支隊捕虜約二万の行方(小野賢二)
"自衛発砲説"の登場
大虐殺を記録した皇軍兵士たち
板倉由明氏の責任回避論
東中野修道氏の実証なき解釈
最後に
第9章 国際法の解釈で事件を正当化できるか(吉田裕)
中国軍は国際法に違反したか
「便衣兵」の処刑は適法か
投降兵の殺害は正当化できるか
敗残兵の殲滅は戦闘行動か
第10章 証言を御都合主義的に利用しても正当な事実認定はできない(渡辺春己)
パル判事の判決書を悪用する騙しのトリック
「木を見て森を見ず」のトリック
マギー証言は「伝聞の山、憶測ばかり」というウソ
信憑性の高いマギー証言
第11章 妄想が産み出した「反日攪乱工作戦」説(笠原十九司)
荒唐無稽な反日攪乱工作隊謀略説
「反日攪乱工作隊」説デッチ上げのトリック
欺瞞的な「例証」のトリック
自由自在に中国兵「反日攪乱工作」を捏造
ことさらに「支那」と呼ぶ中国蔑視論者
第12章 南京大虐殺はニセ写真の宝庫ではない(笠原十九司)
否定派の「ニセ写真」攻撃
日本軍部が撮らせず、報道もさせなかった虐殺写真
南京虐殺を撮影した日本兵
日本軍の目を避けて南京虐殺を撮影した宣教師たち
「ニセ写真」攻撃のトリック
第13章 歴史修正主義の南京大虐殺否定論は右翼の言い分そのものだ(藤原彰)
日中国交回復と「まぼろし」論の台頭
教科書問題の国際化と否定論の再登場
否定論が繰り返される危険な背景
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626

