図書目録テイコク ト ナショナリズム資料番号:000055580

帝国とナショナリズム

サブタイトル
岩波現代文庫;学術262
編著者名
山内 昌之 著
出版者
岩波書店
出版年月
2012年(平成24年)2月
大きさ(縦×横)cm
15×
ページ
xix,386,8p
ISBN
9784006002626
NDC(分類)
209
請求記号
209/Y46
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
 
序章 ひきさかれた帝国―イラク戦争とパクス・オリエンティス
はじめに
帝国と皇帝―吉野作造の議論をめぐって
帝国から国民国家へ―世界システムへの適応
帝国のかけら―イラク国家の枠組みと現実
帝国解体のロジック―構造と神話
パクス・オリエンティス―「新しい中東」は可能か
 
第一章 世界史と日本史の可能性―近代日本人の見た歴史のリアリティ
世界史の試み―内藤湖南と宮崎市定の問題提起
近代資本主義の二面性―トクヴィルとロッシュの徴発
世界史と日本史の政治リアリズム―陸奥宗光の場合
『文明論之概略』の世界史―福沢諭吉の脱亜論再考
日本史と世界史の構造転換―久米邦武の観察
 
第二章 帝国とナショナリズムの交錯―日本からの視角
日英同盟と日露戦争―日本・イギリス・ロシア
日露戦争と第一次世界大戦の間奪取一つの歴史空間としてのアジア
総力戦としての第一次世界大戦―アジアとヨーロッパとの結合
パリ講和会議からワシントン会議―ヨーロッパとアジア太平洋の平和―
ロシア革命とシベリア出兵―平和の失速
おわりに―国際協調体制の挫折
 
第三章 歴史のなかのネーション―日本と欧米の非対称性
はじめに―ネーションの起動
ネーション・国民・民族
ネーションと共同体
日本と欧米のネーション
 
第四章 ポスト冷戦から二十一世紀へ―文明論的解釈の試み
失われたユートピア奪取自由主義と「平等の空虚さ」
日米欧三極構造体制―中国の挑戦
民族問題と犯罪―二十一世紀最大の野蛮行為
イスラームと西欧の対話は可能か―ジェンダーの不平等
環境と人口と開発―人類のいちばん大事な富と犠牲
国家の変容と政治的無関心―三つのプログラム
 
第五章 帝国を超えて―理想と限界
平和へのあこがれ―漢帝国とローマ帝国
神聖ローマ帝国からコモンウェルスへ―新しい協力
意図せざる帝国ノスタルジア―中東主義・汎アラブ主義・地中海主義―
「帝国」の新しい統合―アラブの夢
 
終章 中東変動の本質と多様性―地中海からペルシア湾まで
はじめに
いまの中東の変動をどうとらえるべきか
中東の國際関係と政治構造はどう変化するか
結びにかえて―中東民主化の将来
 
『帝国と国民』あとがき
岩波現代文庫版あとがき
人名索引

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