図書アメリカ ニッケイ ニセイ ト エッキョウ キョウイク000055563

アメリカ日系二世と越境教育

サブタイトル1~10
1930年代を主にして Transnational education for Japanese American Nisei
編著者名
吉田 亮 編著
出版者
不二出版
出版年月
2012年(平成24年)2月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
254p
ISBN
9784835070834
NDC(分類)
376.9
請求記号
376.9/Y86
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p243-244
和書
目次

序章 アメリカ日系二世と越境教育―1930年代を主にして(吉田亮)
首都東京の二世と越境教育
京都の二世と越境教育
移民県の二世と越境教育
今後の研究
 
第1章 1930年代の東京における日系アメリカ人二世留学事業と日本植民地主義(東栄一郎)
日系アメリカ人越境教育の背景とその意味
東京における日系二世留学生教育論の形成
海外教育協会と瑞穂学園
早稲田国際学院
北米武徳会皇道学院
恵泉女学園留学生特別科
日米戦争と日系二世留学生教育の終焉
 
第2章 東京YMCAの日系二世教育(竹本英代)
東京YMCAと松宮一也
YMCAと日語文化学校
松宮一也について
日語文化学校における二世教育
日系米人部の設立経緯
日系米人部の実態
日系外人部の実態
カリフォルニア大学の日本語教育への影響
バークレー校に対する改革案
日本語学園に対する見解
二世教育論
 
第3章 北米の浄土真宗本願寺派の日系二世の越境教育―1930~50年代における龍谷大学への留学を中心に(小島勝)
浄土真宗本願寺派の日系二世の日本留学の経緯
日系二世の日本留学の事由
米布研究会の調査<1>―全体の集計
米布研究会の調査<2>―北米の日系二世に関する意見
北米開教財団の設立と二世の開教使養成
北米開教財団の設立
増山顕珠北米開教曹長と第1回留学生・角田昇
第2回留学生・久間田勝
留学生寮の世知と松陰了諦の尽力
その後の浄土真宗本願寺派日系二世の越境教育
日系二世の経歴
越境教育の時期区分と特徴について
 
第4章 海老名弾正のアメリカ講演旅行と同志社大学二世教育プログラム(エミリ・アンダーソン/石村真紀訳)
日本を違った観点から見る―海老名の1908年の北カリフォルニア旅行
啓発運動―海老名のカリフォルニア再訪
新しい世界えの希望―1919年の訪米
 
第5章 熊本県における日系二世の留学―熊本海外協会を」めぐる教育ネットワークの形成(物部ひろみ)
熊本県在住の二世
熊本海外協会と日系移民師弟教育
熊本海外協会付属児童学園
留学先としての熊本県
二世留学生受け入れ先の学校
九州学院
大江高等女学校
九州女学院
二世受け入れ校側の論理
 
第6章 カリフォルニア州ターミナル島 日本人移民による二世越境教育(吉田亮)
ターミナル島日本人移民と二世公教育
ターミナル島(サンビードロ郡)の日本人移民
公立学校と日系二世
二世教育支援組織
太地町出身移民と在郷二世公教育
太地町小学校の移民教育
在日二世帰米奨励運動と二世教育
在日二世帰米奨励運動
ワリザー校長の和歌山見学
公立学校の民族文化プログラム
二世団体による「アメリカ化」と日本支援
アウティング倶楽部
処女会
日系米国市民協会
和歌山の二世
 
第7章 ハワイ沖縄系二世の就学体験―帰米二世のライフヒストリーを中心に(野入直美)
沖縄における移民二世の就学体験
沖縄における特殊性―家族を介した渡沖、方言札、沖縄戦
県立中学校の同窓会記念誌に見る生徒たちの越境体験
「帰米」とは何か
ハワイの沖縄系コミュニティにおける「帰米」
真珠湾攻撃以降のアメリカ合衆国における「キベイ」
「帰米」という用語の位相
「帰米二世」の越境体験―"トランスナショナル"と"ナショナル"のはざまで
ハワイにおけるインタビュー調査の概要
「今でも、意識の半分は日本人」―仲宗根ハナ子さんの事例
「学ぶなら、数学と琉球芸能だ」―仲宗根康雄さんの事例
日本の教育を受けさせたい―上間Aaron良信さんの事例
「戦争がなければ、そのまま沖縄にいただろう」―仲間勝さんの事例
「ハワイ生まれの日本人だがアメリカ市民だ」―比嘉Warren武光さんの事例
本当は教師になりたかった―比嘉武次郎さんの事例
越境と就学―帰米二世の事例が示唆していること
帰米二世の体験―戦前期と戦後期
沖縄就学の意味
現代における越境と帰米二世の体験
 
人名索引
事項索引