図書アル ケイサツカン ノ ショウワ セソウシ000055537

ある警察官の昭和世相史

サブタイトル1~10
附.発禁本部数総覧
編著者名
原田 弘 著
出版者
草思社
出版年月
2011年(平成23年)12月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
246p
ISBN
9784794218711
NDC(分類)
317
請求記号
317/H32
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

1章 警察官の仕事
警察練習生時代
ミズーリ号上の降伏調印式の翌日、私は警察練習生になった
ひたすら空腹だった警察練習生時代
GHQの警備
マッカーサー元帥と敬礼を交わしたアメリカ大使館の警備
マッカーサ元帥警備の失敗談
吉田茂を名乗る不審者を取り逃がす
マッカーサー元帥離日の朝の警備
日米開戦時のアメリカ大使館の動向
女性専用車両よりも早かった「進駐軍専用車両」
MP同乗
米兵とジープに乗って占領下の東京を走る
敗戦とともに国の誇りを失った日本
剣道は軍国主義の象徴として弾圧された
交番勤務
初めての手柄はスリ逮捕
住民が遊びにきた昭和の交番
不良米兵による警察官殴打事件
夜の交番は猫と酔払いが常連客
年末特別警戒は私服で師走の雑踏に紛れる
GHQに押しつけられたアメリカ式ポリス制度
築地署時代―天皇陛下と森繁久彌と里親制度
犯人と警察官の知恵くらべ
小学校の後輩と留置場でばったり再会する
自動車警ら隊
パトカー隊の愉快な仲間たち
初めてのパトカー運転で手に汗握る
 
警察官動詞の連繋プレーで一件落着
野方分駐所の高級バナナ内部告発事件
高度成長の裏で激化した"交通戦争"
赤ちゃんを乗せて夜の街をひた走るパトカー
東京の郊外でのどかなパトロールを楽しむ
通信司令
ジャイアンツ中継の夜は一一〇番通報が増える
一一〇番通報の全国大会もあった
デモの警備
「お巡りさんもケガするの」とデモ学生に同情される
警察官に人権はない!?―第一次安保闘争の警備
一触即発!デモ隊VS愛国党・赤尾敏総裁
女性テロリストが暗躍した火炎ビン闘争
苦あれば楽もある、大銀座まつりの警備
爆弾処理・テロ警備
爆弾テロ事件で吹き飛ばされる
お騒がせ不審物事件
 
2章 昭和の警察官の服装・必携品
警察官の制服
母の手縫いネクタイで初出勤
警察官の必携アイテム
警察官は制服を着たまま通勤する
 
3章 警察官の素顔と生活
警察で働く人々
警察官の愉快な面々
容姿端麗、身体強健を条件に選ばれた婦人警察官
警察官の給料と昇進
安月給の警察官稼業
柔剣道の段なしでは万年巡査
風呂場の火事を消し止めて警視総監章
警察官はつらいよ
警察官の殉職
殉職者の墓参りにゆく
 
4章 警視庁の歴史
警視庁
激動の昭和史を見つめた警視庁旧庁舎
警視庁の大看板がデモ隊に奪われる
警察官カメラマン石川光陽の戦中証言
東京と大阪にあった警視庁
警視庁の創立者、川崎利良の人柄
謎の死を遂げた初代警視総監
もう一つの桜田門事件
 
あとがき