吉田松陰全集 第7巻
- サブタイトル
- 編著者名
- 吉田 松陰 [著]/山口県教育会 編纂
- 出版者
- 岩波書店
- 出版年月
- 1939年(昭和14年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 423,9p,図版[1]枚
- ISBN
- NDC(分類)
- 081
- 請求記号
- 081/Y86/7
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
松陰詩稿
坐獄日錄
照顔錄
縛吾集
涙松集
留魂錄
詩文拾遺
解題
松陰詩稿目次
五十七短古(安政元年)
出獄歸國の間雜感五十七解
和歌(安政元、二年)
「誰か謂ふ、情(こころ)書すべしと、言を盡すは尺牘に非ず」といふ事をよみて、筑紫の友人に遣はし侍る
又一轉語を下して曰ふ
玉叔に寄す
立春後の作、家兄に寄す
大藤從母餅を惠まるるを謝す
家大兄に答ふ
二十一回未焚稿 詠史八首(安政元年)
屈原
諸葛亮
陶潛
顏眞卿
文天祥
謝枋得
劉因
方孝孺
甲寅舊稿(安政元年冬)
獄中作
外侄篤太の降誕を賀す
白井九郎右衞門の絶命の詩を讀む、因つて其の韻に次して之れを哭す(二首)
家兄の西歸風に阻まるの詩を讀み、韵に次して寄呈す
余、阿兄に寄する書中に、生は死に如かずの語あり云々、此の詩を上りて之れを解く
舊稿(嘉永六年及安政元年暮)
癸丑十月朔、鳳闕を拝し肅然として之れを作る。時に余將に西走、海に入らんとす
金革知來抄の後に書す
立春後暴かに暖かなり
十二月二十二夜、朱文公を夢む
梅二首、富永の韻に次す
澁木生に寄す(二首)
歳暮
乙卯稿(安政二年)
正月元日(三首)
富永の韻に次す
四日、玉叔に寄す
友を思ふ詩
家兄の韻に次す
讀書
岡田以伯の東行を送る(和歌)
遙かに瑞泉寺上人を憶ふ(二首)
大槻の詩に次す、並びに引
彥助の元服を祝す(和歌)
玉叔の東行を送る
澁木生を哭す
姪萬吉に與ふ
僧月性の詩を読む(四首)
家兄が盆草數莖を惠まるるを謝し、其の來詩の韻に歩す
松岡良哉が相模に之くを送る
長井順正を覚ふあり
貞甫の東學を送る
富永の韻に次す
昹史(安政二年)
豫譲
王蠋
田單
紀信
劉章
路中大夫
蘇武
溫序
范粲
獄舎吟稿(安政二年)
獄中作
象山先生感懐の作に追和す、並びに引
九月二日、公駕の啓行を聞き恭しく賦す
九月七日、憤を書す
浮屠默霖の韻に次し却つて寄す(二首)
戯言
感を書す
九月十八日、象山先生を憶ふあり
曲足子の詩を讀み、韻に依りて懐を書す
九月二十四日、亡妹露英の十三忌辰に遇ひ之れを賦す
同門生蟻川賢助を憶ふあり
二十九日、王母實相大姉十三忌辰、恭しく至痛を書す
秋盡くる夜、感を書す。昨來地震殆ど二十次
十月朔夜、讀後の作
十月四日、公駕當に江戸に達すべし、恭しく賦す
夜、高青邱の詩を抄す、因つて題す
夜讀後書す
莊子を讀む
十月二日夜、江戸の地大いに震ひ、火熾に起る云々
十月二十四日、亡友澁木生を憶ふ
富永の韻に次す
乙卯冬稿(安政二年冬)
十一月六日、家兄伯敎一女を擧ぐ。喜びを書して寄呈す
鳥山確齋母を失ひて喪に居りて哭餘に作あり云々、韻に依りて情を言ふ
出獄後、在獄の富永有隣に寄す
除夕、事を書す
浮屠清狂予に贈る長篇あり云々、吾れ其れ答へざるべけんや
乙卯逸稿(安政二年)
玉叔の相模に戌せるに寄す
小田村士毅家に歸れるを聞き之れを寄す
小田村外侄阿篤初めて重五に値へるを賀す
林隱士の詩を讀み、其の韵を用ひて懐を寄す
懐を林隱士に寄す
從弟毅甫相模に戌せるに寄す
前参政村田翁を挽す
仲秋(二首)
丙辰稿(安政三年春夏)
近澤啓藏を哭す
松柳の詩
叔父玉先生・從弟毅甫、相戌より歸るを喜ぶ
小田村士毅相模に戌せるを送り云々
時事に感じて作る
櫻を伐つて人に贈る
病中、懐を書す
丙辰秋冬稿(安政三年秋冬)
偶成
自畫肖像に題し、默霖に示す
栗屋彥太郎に酬ゆ(二首)
人に示す
朴銘
松下村塾聯
坪水哉翁の仲秋の詩の韻に次す、二首
無名氏の唱和の詩に追和して併せて之れを駁す
九月十八日作、並びに引
鳥山確齋を挽す
詠史
有隣の詩の後に書して、秋良敦助に贈る
除夜讀後の作、德民・榮太二生に示す
丁巳詩稿(安政四年)
新年大いに雪ふる、作あり
病に臥し自ら警む
自畫の菊に題す、二首
有隣、余及び亡友澁木生を憶ふの詩あり、因つて其の韻に次して答と爲す云々
三月念三夜、孟子會の後、知新・榮太・德民と春夜小集を賦す云々
同夜、酌字を得、三生に示す
詠史、並びに引
初夏、病に臥す
蠶を養ふ
周布氏孺人の八十を賀す
偏見
偶成
松洞生自畫の牡丹を贈る、詩以て之れに酬ゆ
猫を養ふ
道太、偏見の韵に次して寄せらる、重ねて押して志を言ふ
閏月初九日、道太、松如來訪し、快論半日云々
夜、榮太・德民と賦す
坪水哉翁政府を出でて閒職に轉ずるを聞き、此の寄あり
王昭君の詞
權助・榮太・德民・龜太、有隣脱獄の狀を說くを聞き、詩を作りて有隣に寄す
西征殘稿
土谷松如に留別す
富士山
荒井驛にて肥後藩士津田山三郎・河瀨典次に邂逅す。詩を作りて贈別す
浪華に泊す
御手洗にて大原屋といふ者を訪ふ。詩あり、韻に次して却つて示す
室津に泊す
古武田に宿す
阿蘇山
島原に宿して舟を待つ
肥後藩士今村乙五郎に示す
熊本の諸友に示す
一身
狂愚
新年三十短古(安政五年)
新年、實甫と平聲を分賦す。余、下平を得たり
戌午稿(安政五年冬迄)
中谷賓卿が佐世八十郎を船木に訪ひ、遂に伊藤靜齋を馬關に訪なふを送る
荻野時行の卽時の韻に次す
時行常に知己なきを嘆ず。此の詩之れを擴む
室津の小方一衞門來訪す。賦して贈る
一衞門木刀を出して銘を請ふ
三月二十六日、村塾賓卿を飮餞す。時に僧提山も亦將に行あらんとす。併せて之れを送る
嵩左荻野氏の鶴居園に寄題す
宇野精藏に示す
内藤與一郎に示す
送別
河北生に示す
偶感、友人に答ふ
山田生に示す
荻野・大谷二生に贈る
周布公輔の東行を送る
岡部富太郎に示す
山根武治朗に示す
人に示す(二首)
日下實甫、赤川淡水の偶作に次して江戸より寄示せらる。時に中谷賓卿將に上國に赴かんとす云々
偶作
秋良敦之助來別す、云々、此れを賦して別れと作す
岡恒藏寄せらるるに答ふ
口羽德祐寄せらるるに次韻す
新涼、原田生に示す
偶作
感懐(二首)
九月盡日、書を讀みて感あり
感を書す
岡部子楫が長崎に遊ぶを送る(二首)
無逸に寄す
九月念一日作(二首)
來原良藏が長崎に往くを送る
將に獄に赴かんとし、村塾の壁に留題す
將に獄に赴かんとし、子遠に贈る
將に獄に赴かんとし、佐世八十郎に贈る
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