新京・長春の記憶
はじめに(磯辺筍子)
『終戦記録文集』発刊によせて(中村鶴治)
第一章 行き先不明の疎開 そして終戦
戦争・疎開・敗戦・引揚げと平和(長沼孝雄)
虚しき戦いの果て(原武哲)
満州の思い出(角谷雄輔)
満洲へのあこがれが悲劇に(馬場その)
南嶺の蘖(ひこばえ)―死線を超えて(磯辺荘輔)
私のあの8月15日(佐藤靖範)
終戦の前夜~引揚げまで(加藤春千代)
異国での物乞い少年(杉田佳夫)
さよなら、新京(38度線突破まで)(杉田稔子)
平和を願って(岡本和子)
お父ちゃまへ(吉田弘子)
満洲で思い出すこと(村谷正博)
第二章 新京―終戦前夜の混乱―
私の敗戦・引揚げの記(小林貞夫)
終戦記録(中川賢一)
三人の子を残した母の思い(上村史行)
書き残したい終戦の想い出(滝沢晴美)
満洲―夢と悲しみの記憶―(面高晴海)
子どもの見た敗戦後の日々(半澤太福)
祖父の肖像画(木原和夫)
懐かしの長春(小荒田次雄)
リラ咲く町の(玉木恭子)
ソ連進攻、その日(磯辺筍子)
第三章 敗戦後の長春の生活
終戦から引揚げまで「通化路の日々」(古田純二)
終戦・新京での記録(山永妙子)
敗戦後の長春でのくらし(飯塚経子)
敗戦後の長春の記憶(緒方澪子)
もうイヤだ!悲惨な体験(戸出武)
日本人はちぢまれ!!(村田満夫)
吊り輪(菅原昌宏)
満洲からの引揚げ(冨田紘志)
終戦まで、そして引揚げ(勝谷寛子)
両親を亡くした長春(根上美保子)
次の世代の子どもたちへ残したいもの(安部麗奈)
墓標(上田進)
第四章 新京への避難行
葛根廟から逃れて(大島満吉)
母よ、弟妹よ、さようなら(神長誠)
敗戦と恩義(岡部滋)
決死のハイラル脱出(平松典昭)
父と二度の再会(妻木淑子)
二人の弟のこと(石井哲二)
渡満から引揚げまで(菅原孝子)
忘れない長春―感謝をこめて―(三浦克子)
第五章 待望の引揚げ
終戦、そして引揚げの記(加藤隆二)
明暗二つの別れ(齋藤欣一)
私の満洲引揚げ録(池田武久)
天国と地獄をさ迷った終戦前後(市川捷治)
十カ月の新京(田村勝利)
幼児の満洲敗戦記(松島良丞)
病院列車で引揚げ(藤永美沙子)
満洲そして新京(石原康志)
内地送還開始(請田安央)
追記ご紹介(小井実)
戦後六十三年 満洲からの引揚げ(村田嘉明)
長春学園のこと(米川岳子)
葫蘆島再訪の記(安藤信一)
第六章 戦前の新京
日本人これからどうするのだ”満警との対話”(齋藤康夫)
満洲・新京の想い出(佐藤翔郎)
寛城子の哀しき遺構たち(久田暁)
思い出(尼子和世)
新京に感じる私の違和感(天野博之)
忘れじの新京(西片恭子)
私の満鉄機関士時代(渡辺三郎)
満洲回看(森正昭)
第七章 長春再訪
再び長春、葫蘆島へ(北原祐圓)
長春の思い出(内村饒)
父に会える日を夢に見て(古田敏子)
敗戦と新京(松田玲子)
新京からの引揚げと再訪(土山道之)
夫を偲ぶ慰霊の旅(宮本文江)
葫蘆島への旅(海野恵子)
朧なる点描・故郷長春(佐瀬恒)
第八章 戦争にまつわる体験
従軍百日の記憶(田川末吉)
日中友好永遠に朋友 きずなは”満洲っ子”(高雄武保)
新京からシベリアへ抑留四年(馬場良明)
終戦と私(船田フミ)
天与の命大切に―臆せずに戦争放棄(古賀勇一)
満洲国軍日系軍官の記憶(西川順芳)
孤児の戦後(佐野恵一)
子孫に残したい戦争の記録(野川伯)
満蒙への夢破れてシベリアへ(植松完)
第九章 新京・長春・満洲への思い
故郷を待ちえなかった俺たち(森浩一)
近代史から消えそうな「満洲」(永井瑞江)
満洲再訪(阿部哲夫)
最良の日(穂苅谷甲子男)
私の人生の中での引揚げ体験(松岡満壽男)
記録にない満洲(西島雅博)
資料編
地図(新京特別市市街図・満洲国全図)
思い出の新京市
新京会・日本長春会の年表(15~22)
長春・新京年表(1~14)
主要参考文献・写真資料提供者
コラム
新京の生活費
満洲開拓団の悲劇
タンホーロ
新京の町名
北帰行の真実
満洲と時差
特急「あじあ」
たかあし踊り
新京の野球
長春の春節
戦後長春の週刊誌
日本人墓地
禁じられた遊び
中国残留孤児
満洲唱歌
戦後長春の新聞
葫蘆島港
新京のサラリーマン
五式旗の色の意味
国花と帝室の紋章
発疹チフス
満洲映画協会
チャーズ
関東州
長春中日友好会館
?琿条約
満鉄I・II