図書目録ニホン カイグン 400ジカン ノ ショウゲン資料番号:000054975

日本海軍400時間の証言

サブタイトル
軍令部・参謀たちが語った敗戦
編著者名
山辺 昌彦 著
出版者
新潮社
出版年月
2011年(平成23年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
390p
ISBN
9784104056033
NDC(分類)
397.21
請求記号
397.21/N69
保管場所
開架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

プロローグ(藤木達弘)
「日本海軍400時間の証言」のスタート
海軍という組織と現代日本の組織
引き継いだ歴史への責任
「胸のつかえ」
命じた側と命じられた側
制作した我々の責任
 
第一章 超一級資料との出会い(右田千代)
海軍反省テープ
進まぬ取材
平塚元少佐の決断
さらなるテープ発見の「奇跡」
なぜ我々は日本を崩壊させたか
 
第二章 開戦 海軍あって国家なし(横井秀信)
秘密の資料
思いリスト
率直な声
商人たちの横顔
第一回海軍反省会
初めて明かされた、開戦の驚くべき内幕
司令部暴走の原点
老将の決意
軍令部の「謀略」
昭和天皇の憂慮
開戦のシナリオ?
第一委員会の闇
永野軍令部総長の変節
第一委員会の政治将校
足踏み
もう一つの「肉声」「戦争決意」の真実
背信の軍令部
破綻の足音
未決の開戦責任
 
第三章 特攻 やましき沈黙(右田千代)
「特攻」というテーマへの思い
番組共通の「巻頭言」
第十一回反省会
発言者は誰か
鳥巣元中佐と「回天」作戦
中澤元中将の講演テープ
最後の最後に語られた「特攻」
緊迫の質疑応答
戦後世代として、戦争指導者にどう向き合うか
海軍が生み出した特攻兵器
大二十回反省会と二人の軍令部部長
昭和十九年の戦況
反省会メンバーの素顔に触れる
第四十二回反省会と特攻兵器開発の内幕
幹部の沈黙の意味
源田元大佐が起案した電報
特攻の〝戦果〟の実態
第九十四回反省会での「特攻隊員の反撃」
「罪責の思い」―現代の問題、自分の問題として
反省会で語られていた「自責の念」
一人の仲間の命の重さ
幹部が作った「想定問答集」
「やましき沈黙」という言葉
鳥巣元中佐の戦後
「特攻隊員」と「涙が見えなくても伝わるもの」
神風特別攻撃隊・角田和男氏 
特攻隊員の遺書
ラストコメント
 
第四章 特攻 それぞれの戦後(吉田好克)
取材班への参加
回天烈士追悼式
飛行兵がいきなり海へ
毎日死ぬことに「邁進」
壮絶な「出撃」の体験
軍令部・中澤元中将の「業務日誌」
「変人」参謀・黒島亀人
黒島元少将の「戦後」を追って
残されていた直筆ノート
源田元大佐の戦後
中澤元中将の戦後
家族が明かした元中将の「内心」
現場の幹部が負わされた「責任」
回天元搭乗員の慟哭
 
第五章 戦犯裁判 第二の戦争(内山拓)
番組との出会い
語られた海軍の〝戦争責任〟~豊田元大佐の告白
〝海軍善玉〟イメージを決定づけた東京裁判
組織的に練られた戦犯裁判対策
二複が重要視した海軍トップの免責
知られざる攻防・潜水艦事件
戦犯裁判への「指導」とは?~徹底した口裏合わせ工作
組織的に実施された証拠隠滅
語られるBC級裁判の実態
スラバヤ事件とは何なのか
BC級戦犯の無念を追って
処刑現場に居合わせた元兵士の証言
消えた法務官を追う
事件の真相を示唆する元法務中尉の証言
豪州人捕虜遺族の沈痛に触れて
「上を守って下を切る」
なぜ戦争犯罪が多発したのか
大井元大佐が言及したサンソウ島事件
現地取材からみえてきた海軍支配の実態
実態窺わせる日本側資料「三?島特報」
大切な仲間が遺してくれた重い問いかけ
事件を遺族に伝える苦悩
裁判対策の本質は天皇の戦争責任回避
海軍最高幹部とアメリカ軍高官の密月
残された数千点の戦犯裁判記録
恩師・笹本征男の残した言葉
 
エピローグ(小貫武)
 
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