図書キコク ノ シマ000054970

鬼哭の島

サブタイトル1~10
The islands of silent cries
編著者名
江成 常夫 著
出版者
朝日新聞出版
出版年月
2011年(平成23年)7月
大きさ(縦×横)cm
30×
ページ
318p
ISBN
9784023309432
NDC(分類)
748
請求記号
748/E56
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
太平洋戦争年表:p314-316 参考文献:p317
和書
目次

まえがき
 
オアフ島(ハワイ)Oahu Island
「なんてことだ、あれは日本の戦闘機じゃないか?」(カーレ・スティアリング)
 
コレヒドール島からミッドウェー海戦へCorregidor Island,Battle of Midway
「息をしているのがいても助ける余裕なんてない」中島清
 
ガダルカナル島(ソロモン諸島)Guadalcanal Island
「人間死ぬときは水を欲しがる。末期の水ですばい」(行武浅憲)
 
ラバウル(パプアニューギニア)Rabaul
 
マダン(パプアニューギニア)Madang
「明日をも知れぬ身を語り合い、『兄弟になろうじゃないか・・・・・・』」(射越宗次)
 
ビアク島(インドネシア)Biak Island
「なんとすても生きて故国の土を踏み、親孝行をすたいと思いますた」(早坂定吉)
 
トラック諸島(ミクロネシア連邦)Truk Islands
水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る(金子兜太
 
ペリリュー島・アンガウル島(パラオ共和国)Peleliu Island,Angur Island
「殺したことが一番心に残るわね。でも仕方ねえんだ、上官の命令だから」(富安博)
「バーンとすぐ後ろから頭を撃たれて、のけぞりましたよ」(土田喜代一)
 
レイテ島(フィリピン)Lelyte Island
「もういい、殺されてもと覚悟したですよ」(永田勝美)
 
ルソン島(フィリピン)Luzon Island
全山鳴動し爆煙山を覆い、惨を極む(佐野満寿二)
「遅かれ早かれ死ぬって覚悟はできておったのです」(花岡四郎)
 
サイパン島(北マリアナ諸島・米領)Aaipan Island
「月夜だったな、いきなりバリバリっとやられてな、・・・・・・」(伊藤真一)
「蔵男、おれはもう動けない。かあちゃんと一緒に死ぬから、お前たちは日本へ帰れ・・・・・・」(杉山蔵男)
 
テニアン島(北マリアナ諸島・米領)Tinian Island
「夜が明ける前、褌を白旗にして、九人そろって道路に出たですよ」(金谷安夫)
 
グアム島(マリアナ諸島・米領)Guam Island
「敵ニ奔リタル者ハ死刑又ハ無期ノ懲役若ハ禁錮ニ処ス」(小川二一)
 
硫黄島(小笠原諸島)Ioutoo
「夏の盆踊り、運動会、お相撲も盛んでしたよ」(奥山登喜子)
「死体が山積みになった慰安所でね。・・・・・・ポーっと・・・・・・」(秋草鶴次)
 
沖縄県Okinawa prefec.
「『学生さーん、・・・・・・連れてってくれよー』って叫び続けておりまししたね」(宮良ルリ)
「殺してくれてありがとう、そういう気持ちもありましたよ」(大城正光)
 
決断の遅れが生んだ鬼哭の島 ある学徒の戦争体験(色川大吉)
 
「声なき伝言」あとがきにかえて
太平洋戦争・年表/太平洋戦争の島々・地図
参考文献