戦術と指揮
はじめに
第1章 戦いに勝つための9の原則
紀元前からつみかさなった戦いの知恵
戦いの基本となる四つの部隊
戦闘力には種類がある
部隊の大きさのきめ方
コラム『戦術の誕生』
将棋の駒に相当する部隊記号
基本となる師団の大きさ
背後連絡線の存在意義
地形の読み方
獲得する必要のある「緊要地形」
後方からの支援をえる「近接経路」
日本の地図は精密すぎるのが欠点だ
「視界・射会」と「隠蔽・掩蔽」
数が多いと有利なのか
人類の歴史とともに歩んできた戦闘陣
ナポレオンも愛用した縦陣
陣形は戦いによって変化する
コラム『古代戦史に見る歩兵の戦闘陣形』
戦いに勝つための戦術的行動
コラム『古代の兵站システム』
コラム『戦力の予備の必要性』
第2章 基本演習~敵と味方を考える21の質問
コラム『軍隊の階級とは何か?』
川はどこから渡るのか?
障害と敵があまりにも近い
コラム『森林・都市は兵をのむ』
守る場所を見つけだせ
屈折点における戦い方
山と山にはさまれた隘路における戦闘
最初に進出させるのは戦車か?歩兵か?
複雑性の高い日本の地形
隘路を後方にする敵への攻撃
時間をひきのばそうとする敵
森林において危険な場所
「主力」と「支隊」
コラム『山地の戦闘は独立的戦闘』
まじわる三本の作戦軸
コラム『燕返しの戦術』
突破における「助攻」
コラム『装備がものをいう積雪寒冷地・砂漠の戦闘』
包囲してからの攻撃
コラム『都市や工場は破壊の目標ではない』
攻撃か?防御か?遅滞行動か?
突破点はどこにする?
コラム『築城』
主火力は前に出すべきなのか?
決戦における火力部隊
予備の人員構成
どうやって本隊にもどすのか?
突然の敵との遭遇
コラム『態勢の弱点にダマされるな!!』
第3章 集団における命令の下し方
軍隊の指揮組織と一般企業の指揮組織
有効な命令の下し方
現場と中央指揮官のギャップをどううめるか?
命令の背景を説明せよ
どこまで命令を聞くのか?
一〇〇%の情報は存在しない
情報収集以外にすることはある
コンピューター情報は有効か?
アマチュアをすぐに実戦に送りだずテクニック
コラム『想像力と着想』
第4章 『Simulation 1 中川盆地における戦闘』~問題解決の思考順序を学べ
X軍第一歩兵師団の全般状況
第5章 『Simulation 1 海に浮かぶ、仮想島”Q島”』~少人数をひきいる現場指揮官の決断
仮想地形”Q島”を設定する
第6章 『Simulation 1 Q島における三鷹戦闘団の戦い』~大組織を動かす指揮官の決断
三鷹戦闘団の概要
仮想島”Q島”とは何だったのか?
おわりに