図書サイアク ノ センジョウ000054633

最悪の戦場

サブタイトル1~10
独立小隊奮戦す 沈黙五十年、平成日本への遺書
編著者名
緩詰 修二 著
出版者
光人社
出版年月
1993年(平成5年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
253p
ISBN
4769806507
NDC(分類)
916
請求記号
916/Y99
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はしがき
 
序章 奈落の底への序曲
攻守逆転のビルマ戦局〈中国軍、北緬へ侵攻す〉
背後に降りた敵空挺部隊〈雲南軍も大反攻を開始す〉
 
第一章 最前線へ赴く
浅野連隊、南方へ移駐す〈機動砲小隊、歩兵連隊に編入〉
無念! 辻本少尉の自決〈悲嘆の中で転任命令下る〉
北緬へ急進する安兵団〈岡田連隊、緒戦を飾る〉
前線追及を急ぐ浅野連隊〈菊兵団、地獄の転進行!〉
浅野連隊、サーモで奮戦〈菊兵団、撤退援護のため〉
機動砲小隊、兵団直轄に〈将校斥候と輸送任務を担当〉
これが皇軍の姿か!〈ああ、北緬戦線の惨状〉
哀れ! 大卒初年兵の溺死〈惨く、厳しい戦況を背景に〉
無謀なインパール作戦〈わずか三ヵ月半で崩壊す〉
 
第二章 兵たちの悲しき願望
責任取り、水上少将自決〈ミイトキーナの死闘終結す〉
浅野連隊、大損害をこうむる〈三叉路向け敵の総反攻で〉
機動砲小隊、解隊される〈百合少尉は第三歩兵砲小隊長に〉
連隊砲の全滅、無惨!〈機動砲小隊員負傷、後退す〉
高橋小隊、警戒陣地で玉砕〈〝国守命令〟を遵守して〉
第三大隊、ピンボウで善戦す〈大隊砲も能力を最大限に発揮〉
悲惨! 旧部下の行き倒れ〈放置貨車内に砲がギッシリ〉
機動砲小隊、モーハンで復元〈解隊時の半数は帰隊せず〉
カチン族、軽列車を襲う〈補給なく、罹病者続出す〉
輝く感状、野中大隊に!〈その戦功、辻参謀も称賛〉
 
第三章 英軍から贈られた栄誉
ピンウエの死闘迫る!〈敵は浅野連隊の前面へ〉
総合戦力差は三十対一〈将兵の質と密林が頼みの決戦〉
敵の円形陣地、遂に攻略〈浅野連隊の果敢な突撃で〉
優勢な将校斥候を駆逐〈百合小隊、決死の突撃で〉
質でも劣るわが兵器〈精神至上主義に阻まれて〉
功を奏した擾乱攻撃〈羽岡、伊賀並らの活躍で〉
敵の反攻、第二大隊に移る〈百合斥候、籠絡され第一線へ〉
猛攻に屈せぬ第二大隊正面〈斥候も裸陣地で奮戦す〉
浅野連隊に〝部隊賞詞〟〈その戦績、英国紙も称賛す〉
 
第四章 戦友の屍を乗り越えて
一路、マンダレーへ〈呆れた後方の乱脈ぶり〉
戦局急迫、前線へ反転す〈敵は祭兵団正面に堂々と上陸〉
第三大隊、壊滅に瀕す〈クレ高地の夜襲反復で〉
第一大隊、復帰かなう〈苦しい千キロの転戦を終え〉
敵の大軍、クレへ侵攻〈浅野連隊に死守命令下る〉
連隊主力、クレで壊滅!〈敵の歩兵、機動砲の陣前へ〉
浅野連隊長、壮絶な戦死〈留守本部も玉砕を覚悟す〉
武人の鑑、浅野連隊長!〈野中少佐も従容として散る〉
復讐戦に燃える百合小隊〈敵戦車をシングーで迎撃〉
仇敵、愚かにも砂原へ〈天に通じた小隊の悲願〉
念願の側面攻撃、実現す〈先頭戦車、七発目で擱坐〉
実った連続六十四発の執念〈擱坐、炎上戦車は五輌に〉
痛恨! 川島、八木の戦死〈〝生きていてくれ〟の祈り空しく〉
祭司令部、宴会ではしゃぎ〈敦賀連隊に血の雨が降る〉
 
第五章 地獄の戦場に生きる
メイクテーラ会戦はじまる〈賭けた乾坤一擲の大勝負〉
南下をはじめた〝決勝軍〟〈夜目にも凛々しい白鉢巻き姿〉
第二大隊、緒戦の挟撃奏功す〈敦賀連隊の士気、大いに揚がる〉
背後に回った敵戦車群〈機動砲、反転してこれを迎撃〉
殊勲の伊賀並、村井負傷〈重砲、戦車三輌を撃破す〉
東飛行場、ついに制圧す〈哀れを誘った友軍の遺体〉
中拠点に幻の撤退命令〈第二中隊、全滅をまぬがれる〉
機動砲、撃破戦車七輌に〈要撃戦法、いずれも奏功〉
第二大隊、中拠点で大損害〈敵戦車群の執拗な反復攻撃で〉
修羅場と化した敦賀連隊〈M3戦車五十輌の乱入で〉
崩壊したイラワジ会戦〈メイクテーラ戦も中止へ〉
一将の独断、功成らず〈無残! 十九万将兵を散らす〉
 
写真提供/著者・雑誌「丸」編集部