兵士たちの日露戦争

プロローグ　福井県大野郡羽生村
美濃街道
羽生村の日露戦争
山村の悲劇
羽生村と兵士たち
笠松宗右衛門
笠松宗一
五二九通の軍事郵便
　
一 一兵士の戦歴―広島開助の場合
出征軍の兵士として
望郷の海外駐留
韓国の抗日義兵闘争鎮圧
　
二　兵士たちの戦場
旅順攻略めざして出征
旅順総攻撃のあいつぐ失敗
老兵たちの戦場
羽生村の兵士たちの奉天会戦
　
三　手紙のなかの兵士の意識と行動
後方勤務の兵士たち
それぞれの戦争体験
留守宅・神仏・国家・天皇・軍隊
　
エピローグ　各地に残る手紙
和歌山県那賀郡粉河町
「天皇の御稜威」
愛知県碧海郡野田村
書き残したこと
　
笠松家所蔵、日露戦争・日清戦争等関係軍事郵便一覧表
本書を書くにあたって利用した文献
あとがき
図版　吉沢スタジオ