登戸研究所から考える戦争と平和
- サブタイトル
- 編著者名
- 山田 朗 著/渡辺 賢二 著/齋藤 一晴 著
- 出版者
- 芙蓉書房出版
- 出版年月
- 2011年(平成23年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 174p,図版[2]p
- ISBN
- 9784829505106
- NDC(分類)
- 395
- 請求記号
- 395/Y19
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第1章 〈平和創造〉のために戦争を学ぶ意義(山田朗)
〈平和創造〉のために戦争を学ぶ必要性
戦争の〈記憶〉継承
明治大学による登戸研究所資料館の設立
第2章 登戸研究所は何のために設置されたのか(山田朗)
日中戦争と登戸研究所の設立
アジア太平洋戦争と登戸研究所
登戸研究所で開発された兵器
第3章 明治大学平和教育登戸資料館の紹介(山田朗)
登戸研究所資料館の現代的意義
〈設立の趣旨〉と〈展示のねらい〉
展示内容の特徴
第4章 登戸研究所の〈秘密戦〉(1)風船爆弾と電波兵器(渡辺賢二)
第一科の開発した兵器・・米軍に提供した資料から
この資料からわかること
風船爆弾の研究・開発のプロジェクト
第5章 登戸研究所の〈秘密戦〉(2)スパイ兵器(渡辺賢二)
陸軍中野学校と陸軍登戸研究所・・・開発した器材とは?
〈秘密戦〉器材を研究・開発した登戸研究所第二科の科学者たち
〈秘密戦〉研究のネットワークと〈秘密戦〉の実相
第6章 登戸研究所の〈秘密戦〉(3)生物・化学兵器(渡辺賢二)
『雑書綴』からみる生物兵器開発の様子
生物・細菌兵器の開発と使用
風船爆弾に搭載する細菌兵器の研究・開発・製造
第7章 登戸研究所の〈秘密戦〉(4)偽札製造と偽札作戦(渡辺賢二)
偽札作戦の開始の背景
偽造紙幣工作の出発
登戸研究所での偽造紙幣製造と上海の「阪田機関」
経済謀略活動の展開
第8章 登戸研究所で働いていた人々(齋藤一晴)
登戸研究所で働いていた人々
所員たちの研究所での様子
総動員体制の時代
第9章 登戸研究所と他の研究機関との関係(齋藤一晴)
秘密戦研究を支えた国内ネットワーク
占領地・植民地に存在した秘密戦ネットワーク
秘密戦ネットワークが今日に残したもの
第10章 登戸研究所と本土決戦(齋藤一晴)
本土決戦への道のり
登戸研究所と本土決戦
疎開先における登戸研究所
第11章 秘密戦関係者の免責過程と戦後の登戸研究所(齋藤一晴)
日本の敗戦と登戸研究所
秘密戦関係者の免責過程
戦後の登戸研究所
第12章 日本軍の軍事思想と登戸研究所(山田朗)
日本陸軍の軍事思想の特徴
登戸研究所に見られる陸軍の〈攻勢主義〉思想
謀略に傾斜した〈秘密戦〉
第13章 戦争遺跡としての登戸研究所(齋藤一晴)
戦争遺跡とは
戦争遺跡としての登戸研究所
戦争遺跡を保存・活用する意味と課題
第14章 戦争遺跡保存運動の取り組みの意義と広がり(渡辺賢二)
戦争遺跡保存運動のはじまり・・市民が掘り起こした陸軍登戸研究所の謎
戦争遺跡保存運動の広がりと深まり
登戸研究所の戦争責任・戦後責任に関わって
おわりに・・登戸研究所から考える戦争と平和
〈秘密戦〉と現代に〈情報戦〉(山田朗)
登戸研究所の科学者・技術者を調べる意義と方法(渡辺賢二)
歴史をひきつぐ意味と私たちの役割(齋藤一晴)
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626