図書目録サイゴ ノ センパン シケイシュウ資料番号:000054501

最後の戦犯死刑囚

サブタイトル
平凡社新書;585 西村琢磨中将とある教誨師の記録
編著者名
中田 整一 著
出版者
平凡社
出版年月
2011年(平成23年)5月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
262p
ISBN
9784582855852
NDC(分類)
329
請求記号
329/N43
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献・資料:p258-259 西村琢磨略年表:p260-262
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

プロローグ-作家・角田房子の遺志
 
第一章 処刑前夜
「部下には何ら責任はない」
五人の死刑囚に対する「確認」
遺書に見える筆跡のふるえ
死刑囚、最後の夜
 
第二章 軍人としての栄光と挫折
戦犯裁判の幕引きを担う
山下大将との軋轢の芽
山下裁判近衛師団長として南部仏印進駐
突然身に降りかかった起訴
牢獄で書かれた遺書
親子二代にわたる不遇
近衛師団長更迭、予備役編入
「首を貴方に潔く渡す」
弁護側の証人招致も許されず
死は自ら求むべからず天命之を定む
パリット・スロン事件
ハックニー中尉の証言
 
第三章 マヌス島裁判
マヌス島到着
ロスネグロス島戦犯収容所
死刑囚にとっての金曜日
教誨師のトラウマ裁判の標的
西村裁判始まる
連合国最後となる裁判の再開
マヌス島からの手紙
判決の日
中山弁護士の最終弁論
「処分」と「処刑」
杉田元大佐の証言
「二匹目の虎」は豪州の手で
 
第四章 嘆願
朝鮮戦争の勃発
救済に残された道
辻政信の『潜行三千里』
西村の苛立ち
無念の思いを断ち切る
妻節子の嘆願
参謀に対する誘導尋問と脅迫
華僑粛清事件の首謀者
元参謀の証言
辻政信の独りよがりな敗戦記録
残された時間は十日間
「復讐心を抱くな、他を恨むなかれ」
遅きに失した岩畔の新証言
 
第五章 セカンド・タイガー
山下奉文との間に何があったのか
近衛師団に誹謗中傷
対立劇の二幕目
司令部による度重なる作戦変更
軍中央に広がった「近衛師団弱し」
日の目を見なかった報告書
左遷人事
 
第六章 死刑台
処刑台建設の噂
いかに動じることなく死んでゆけるか
浅井師の宗教観
処刑台の完成
モンテンルパでの死刑執行
海岸ケース
濡れ衣、神ならぬ身の裁きなり
死刑囚に忍びよる影
西村有罪判決に豪州で意見の不一致
マッカーサー元帥解任
二代にわたって科せられた責め苦
「いよいよ一人だ」
 
エピローグ-最後の朝
顧みられなかった嘆願書
マヌスの月の最後なり
処刑から二年後に届いた写真
 
あとがき
参考文献・資料
西村琢磨略年譜

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