昭和天皇のごはん

序章　宮内庁に出仕するまで
上京、日銀での日々
新年祝賀の儀のお手伝い
大きな壁と新たな決意
　
第一章　宮内庁での料理修業のはじまり
突然の面接、そして奉職
偉大な先輩方
厳しくも優しい師匠
御用邸でのオリジナル料理
　
第二章　宮中の食卓
「おいしい」のひと言
両陛下の食卓
両陛下のお肉料理
両陛下のお魚料理
陛下がお好きな芋料理
麺類とお寿司
庶民的だった両陛下の食卓
　
第三章　「一物全体食」と日本の食事情
「一物全体食」とはなにか
本当の理想は地産地消
残念な販売の現場
子供の食が危ない
実践、「一物全体食」
　
第四章　四季折々、旬の食材の大切さ
豊かな四季を味わう
四季折々、お奨めの料理
　
第五章　宮中に学ぶ日本の食文化
日本文化としての日本食
宮中と洋食
宮中の料理、日本の料理
祭礼、行事と食文化
一つの食材の無限の可能性
日本食の主役、米
　
第六章　宮中で学んだ料理上手になる秘訣
試行錯誤の連続だった調理の現場
料理が得意になるためのヒント
食材は丸ごとを楽しもう
　
第七章　台所の大切さ
台所にあったもの、失われたもの
竈とともに失われた道具たち
便利になり、調理の時間はどうなったか
台所の経験の大切さ
子供と一緒に台所に立つ大切さ
道具からみる日本の料理
木から作られる調理用具
日本の食文化の代名詞、箸
絶対必要な道具、包丁
　
第八章　こだわり　心の食卓
天皇陛下の崩御
心を込める、丁寧に作る