図書目録トッコウ ノ シンイ資料番号:000054431

特攻の真意

サブタイトル
大西瀧治郎和平へのメッセージ
編著者名
神立 尚紀 著
出版者
文藝春秋
出版年月
2011年(平成23年)8月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
395p,図版[16]p
ISBN
9784163743806
NDC(分類)
289
請求記号
289/O66
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献・資料:p393-395 『特攻の真意』年表:巻末
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第一章 元零戦特攻隊員の真情
蛇腹折りのアルバム
百七十七回の「南無阿弥陀仏」
第五期予科練習生
太平洋戦争はじまる
零戦に勝る敵戦闘機現る
「他言は絶対に無用」
「自分が聞いた話は幻だったのか」
 
第二章 「徹底抗戦」と「世界平和」のはざまに
特攻平和観音
あのときの搭乗員
新名丈夫の教え
大西中将の遺書への思い
「仕事」から「慰霊」へ
真珠湾攻撃に向う空母「瑞鶴」で
弟を予科練へ
トラック大空襲
 
第三章 「決死隊を作りに行くのだ」
新任長官・大西瀧治郎
「決死隊」という言葉の響き
古賀聯合艦隊司令長官の殉職
壊滅そして玉砕
一航艦司令部の再建
零戦を使った「反跳爆撃」
横山岳夫大尉の「第四の飛行機」
「ダバオ水鳥事件」と「セブ事件」
司令長官の更迭
相次ぐ体当りの意見具申
「熱望」「望」「否」
「海軍特攻部」の新設
聯合艦隊司令長官護衛戦闘機
日米開戦に反対した大西
筋肉質の西郷隆盛
T攻撃部隊の「大戦果」
有馬正史少将の自爆
大西、フィリピンへ
捷一号作戦発動
 
第四章 神風特別攻撃隊、誕生
マバラカットの将官旗
「正史」に描かれた会談
横山大尉の記憶
黒澤少佐の証言
玉井副長と「子飼い」の部下たち
心中の温度差
指揮官は誰に
白羽の矢
「チョンガーじゃなかったか」
「大黒、お前に頼む、行ってくれ」
中島飛行長の「自爆」観
「死」を命じる大西の訓示
別盃
意中の人・指宿大尉は志願せず
決断はいつか?
不自然な源田實参謀起案の電文
わずか半日後の編制変更
 
第五章 「忠烈万世に冠たり」特攻隊突入と栗田艦隊の反転
マッカーサーの再上陸
「今日ぶつかりに行くんですよ」
永すぎる儀式
特攻隊初めての戦死者
敷島隊二度めの出撃
「天佑ヲ確信シ全軍突撃セヨ」
二航艦の兵力半減
小澤艦隊の囮作戦は成功しつつあった
ラストチャンス
菊水隊と朝日隊の戦果
指揮官の自責
敷島隊四度めの発進
栗田艦隊を上回る戦果
敷島隊突入の成功
「これでどうにかなる」
一航艦と二航艦の合体
栗田艦隊の突入取りやめ
全力を挙げて特攻を続ける
特攻目的の変容
二〇一空への転勤
「少年の特攻隊」と「大人の特攻隊」
「戦死」者の孤独な戦い
「こりゃあね、統率の外道だよ」
 
第六章 特攻の真意
「特攻は、テロとは違う」
突然の特攻隊指名
「人間業とは思えない精神力」
特攻隊員の昼の顔と夜の顔
「空地分離」による履歴の空白
整備特攻隊
大西中将の「気魄」と「手の温もり」
三十分待機
「尾辻中尉のほうがずっと観音様らしかった」
死に征くものからの「ご苦労様でした」
内地帰還を固辞
大西の帰国と増援要請
桟橋への体当り命令
陸軍特攻隊の編制
ダバオへ
その夜
無言のままの上野中将
「特攻以外で死ぬのはいやでした」
「講和のための最後の手段」
 
第七章 棺を蓋うても事定まらず
顔をくしゃくしゃにして
「長官の首は、切りにくそうです」
中島飛行長の「絶叫」
山ごもりの準備
特攻隊の記録綴り
搭乗員の徒歩行軍
フィリピン最後の特攻機
第一航空艦隊司令部の台湾後退
死地に残る者を殴る
殴られて任務を果たした佐多大佐
台湾からの最初の特攻隊
小田原大佐の戦死
玉井司令と中島飛行長の出現
二〇五空の編制
児玉誉士夫の訪問
大西の思い切った訓示
露骨な言葉をあえて使う
新聞を通して敵国にもメッセージを
「俺のやったことは・・・・・・」
沖縄戦の特攻
胸のふくらむ思い
 
第八章 終戦の聖断くだる
大西の「軍令部出仕」
戦況奏上
「握手をすると、みんな先に死ぬんでなあ」
「家庭料理は食えないよ」
徹底抗戦、和平反対
ポツダム宣言
米内海相が大西を叱りつける
二千万人特攻論
「腹を切ったら阿呆か」
玉音放送
「出撃待テ」
「海軍はご聖断に従う」
自刃
世界平和を願う言葉
 
第九章 特攻隊の英霊に曰す
大西夫人の土下座
神風忌参会者名簿
帰国命令
元旦の帰郷
開拓農業
日本が戦うには「特攻」以外に手はない
妻の死を機に、慰霊の旅に
癒えない遺族の心情
大西長官は十分に生きたのだ
日記の復元作業
カミカゼ・メモリアル・ソサエティ
大西夫人の戦後
坂井三郎の会社の広告塔
総持寺の「海鷲観音」
わたし、とくしちゃった
山本栄司令の死
ダバオでの同席者たち
角田和男の弔辞
門司親徳の納得
遺書はいつ書かれたか
日付のない遺書
徹底抗戦によって和平を求めた
すがすがし 暴風のあとに 月清し
「米内海相の政治」
「講和のための最後の手段」
生んだ子とともに死ぬ覚悟
 
エピローグ―「神風」の見果てぬ夢
零戦を見るのはつらい
門司親徳の問いかけ
角田の杖がいつしか二本に
「列機」鈴村善一の死
「神風忌」慰霊法要のおわり
有終の美
八十九歳、はじめての点滴
二十八年八月十六日
夢なら覚めないでほしい
 
あとがき
取材協力・資料、談話提供者 参考文献・資料
『特攻の真意』年表

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