鎮魂の調べ

序文
一　父を失って
お茶の香り
平和を願う
　
二　神学院のあけくれに
父母のことなど
松の実ープルダン院長の司祭叙階の銀祝にちなんで
故郷の母
雲山を出て
父の家に
沈丁花
春の月
空気のなくなる日
父の面影
雑音
　
三　亡き友の父母にささぐ
永遠のいこい
兎狩り
城跡に立って
塩辛
つつじの咲く頃
月青く
生と死と
鎮魂の調べ
帆走
ああ「しなの」
こじゅけい
与える善意受ける善意
　
四　折にふれて（一）
消夏漫筆
独房独語
納涼雑言
深窓俗念
　
五　折にふれて（二）
巣に帰るー詩編84〔83〕から
忙中の閑
田園都市だより
水辺散見
独身者
信綱先生とたばこ
涼風漫語
尺八の雑音ー吉田晴風先生をしのぶ
春の山ー宮城道雄先生をしのぶ
渡辺神父を悼む
新任地へ
他山の石
子に学ぶ
ハマ便り
犬・猫・小鳥
　
六　父母を語る
父母の偉大さーはしがきにかえて
田夫野人
はなかんざし
愛の火
炭がま
父の故郷
川尻の熊
野中の部落
田園随想
あとがき