小栗上野介忠順
はじめに(矢島ひろ明)
プロローグ
「罪なくして此所に斬らる」
発掘準備
マスコミが注目
第一部 伝説の地を訪ねて
舂米明王寺山中(山梨県南巨摩郡増穂町)
普門院境内(埼玉県大宮市大成町)
三波川桜山及び大沢(群馬県多野郡鬼石町)
赤城山(群馬県勢多郡赤城村津久田周辺)
長岩風戸峠(群馬県安中市秋間)
猿ヶ京(群馬県利根郡新治村)
四ツ子山(新潟県小千谷市吉谷四ツ子)
倉渕村付近(群馬県群馬郡)
大戸の伝説(群馬県吾妻郡吾妻町)
日光二荒山神社(栃木県日光市)
藤岡の伝説地(群馬県藤岡市)
伝説地を訪ねてみて
埋蔵物の種類
第二部 上野介の誕生と時代背景
小栗上野介忠順誕生
小栗家の祖先と家紋
第三部 上野介の足跡
上野介の少年時代と社会
御書院番に初出仕
文武両道に達し、弓術を上覧
牛込の菩提寺・保善寺
上野介の武芸
アメリカの黒船現われる
日本、ついに開国
御金蔵破り
父忠高の死と跡目相続
大老井伊直弼
上野介、目付に就任
異国の脅威と防衛計画
江戸城炎上
甲州への埋蔵
赤城山への埋蔵
従五位下諸太夫・豊後守を拝命
第四部 激動の中の上野介
遣米使節団に監察として参加
出帆・航海
桜田門外の変
外国奉行就任
外国奉行辞任、無役に
御加増地検分
再び登用、勘定奉行に就任
"上野介"誕生
生麦事件と幕府の対応
尊皇攘夷をめぐる確執
長州征伐
横須賀造船所の建設
孝明天皇崩御と政情不安
討幕の密勅
大政奉還と王政復古
黄金運搬作戦
薩摩藩邸襲撃
第五部 野に下る上野介
鳥羽・伏見の戦い
三井の番頭、三野村利左衛門
幕府最後の江戸城大会議
慶喜の豹変、上野介罷免される
小栗家の二つの菩提寺
埋蔵金伝説の根拠
謎の運搬作戦
江戸出発、権田村へ
埋蔵金伝説の検証
桶川宿-深谷宿
深谷宿-高崎宿
謎の道中区間
高崎から東善寺へ
暗雲たちこめる
暴徒襲来
第六部 小栗上野介の最期
観音山に居宅建築
当時の貨物ターミナル・倉賀野河岸
江戸城開城
忍び寄る黒い影
奸計―上野介追討
屈辱の日々
上野介、斬首さる
斬首の後
第七部 埋蔵金倉賀野説
埋蔵金はなぜ倉賀野か
沈黙・埋蔵金アレルギー
辞世句があった!
八門遁甲の謎
仮説のうえの推理
金をとりまく不思議話
時価二百兆円とは
超能力者の写真
六十八日間の出金
判じ物・謎の文句
第八部 小栗上野介をめぐる人々
小栗姓を名乗る人物
家来と思われる者
腰元・女中など
上役・同輩・下役・知人など
姓および名のみの人
商人・職人など
神社・仏閣関係
付図
小栗上野介徳川軍用金埋蔵偽装行程作戦想像図
倉賀野河岸問屋場絵図
江戸時代時刻方位表
江戸城全図
川絵図
参考文献
あとがき