図書目録バンセイ イッケイ ノ テンノウ資料番号:000054145

萬世一系の天皇

サブタイトル
主として国体学的考察
編著者名
里見 岸雄 著
出版者
錦正社
出版年月
1961年(昭和36年)11月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
424,18p
ISBN
4764602148
NDC(分類)
155
請求記号
155/Sa86
保管場所
閉架一般
内容注記
天皇及び国体に関する文献:p385-424 別タイトル:万世一系の天皇 : 主として国体学的考察
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第一章 序説
国体は変つたか
憲法改正議会の国体問題
国体観念の混乱
天皇制と国体
天皇論の意義
天皇論と天皇観
天皇に対する関心と天皇論の必要
天皇論の方法と態度
天皇論の系譜
戦前の天皇論と戦後の天皇論
言論の拘束時代と無制限自由の時代
讃仰・護持的と批判・廃止的
隠蔽・閉鎖的と解放・暴露的
 
第二章 天皇の起源と日本歴史
天皇とは何か
天皇の概念の定め方
古来の天皇観念
天皇の語の個体化
天皇の文字学的意味
諸観念の整理と分類
天皇の構成
天皇の定義
天皇の起源
「天皇」の称号の起源
天皇と天子・皇帝等の称謂
上古の神話・史話の問題
天皇出現の過程
天皇の起源は伝承にさかのぼる
神武天皇
人皇第一代
記紀伝承の御事蹟
記紀の示す修史の二系統
紀元節
天皇史と国民史
歪められた天皇史観
天皇中心の歴史ということの意味
 
第三章 天皇存在の根拠と属性
神授説と「国民総意」説
元旦の詔書
過去に於ける国民総意
萬世一系
萬世一系の意味
萬世一系の血統
萬世一系の道統
萬世一系の皇位
萬世一系の天皇
萬世一系の規範性
萬世一系不滅の確信
萬世一系の量質関係
萬世一系と民主主義
天皇の十大属性
属性の意義
十大属性
 
第四章 天皇の統治
統治と統治権
統治の語義
統治作用を示す古語
統して治す
統治理念とその規範化
神勅として表現された根本憲法
神武天皇の勅語として表現された理念
三種神器の持つ精神的価値
統治の発動形態
存在即の統治
慈愛即の統治
祭祀即の統治
言教即の統治
調和即の統治
 
第五章 帝王学
帝王学の意義と根本
徳性と品格
遵法
盛容と質素
読書
見聞行幸啓
 
第六章 天皇と日本文化
文化の本家・皇室
天皇及び皇族の著作
天皇及び皇族の芸術
天皇及び皇族の詩歌
皇室と宗教及び道徳
皇室と産業及び皇室財産
 
第七章 国民と天皇
君民の三縁結合
血縁的結合
心縁的結合
治縁的結合
天皇の三徳
国民の天皇崇拝
必要としての尊厳
尊厳ならしめる必要
天皇に対する敬語
国民の天皇信仰
 
第八章 皇族
皇族の本分
皇族の規範
 
第九章 天皇に関する諸問題
天皇制と国体との異同を問ふ
国体は新憲法によつて変つたか
天皇存置と民主主義は矛盾するのではないか
天皇制はいづれ消滅すべき運命にあると思ふがどうであらうか
現在の憲法では、天皇は君主でも元首でもないのか
天皇は国旗と同じ意味の象徴であるに過ぎないか、どうか
天皇は傀儡であり、飾物であるといふが、どうか
天皇が単なる血統に基いて皇位を世襲し種々の特権を受けるのは不合理ではないか
天皇は国民の一種だとする学説は正しいか
天皇は国家最高の公僕であるか
天皇は公務員だといふ解釈は正しいか
憲法で国民は主権者となつたのだから、国民の意思で天皇を廃止出来ると思ふが、どうであらうか
天皇は自ら神格を否定し人間宣言をされたといふが、果たしてその通りか
天皇は戦争責任者だといふ説には正当な根拠があるか
天皇退位の法的規定を設けないのは神権思想だといふ説は、どう考へたらよいか
非科学的紀元節は国民に虚偽を強いるものだからいけないといふが、これについて
憲法の男女同権から考へて女帝を認めた方がいいのではないか
近来、萬世一系に対して種々の異説や雑論が多いが、これをどう思ふか
神勅に関する神権思想の押付けと偽作説に就て
皇室の過去に於ける不徳問題、皇位継承争ひ、異性関係等に関する暴露が盛に行はれているが、これらの問題についてどう考へたらよいか
天皇がなくても政治は行へるから天皇は無用だといふ説に就て
天皇を利用するのも悪いが、利用されるような危険な存在は無い方がよい、か?
徳川時代の天皇は将軍の下風に立つたといふが真実か
徳川時代に於ける天皇は一小封建諸侯であつたといふのは正しいか
徳川時代の国民は天皇を知らなかつたといふ者があるが真偽を知りたい
天皇は大資本家・大地主であるといふ説はどうか
天皇は国民の税金で贅沢に遊んで食つてをられるといふ者がある。どう解明すべきか
皇太子の外出は国民並みにといふ投書を新聞で見たが、どう考へたらよいか
天皇、皇族の基本的人権をもつと尊重せよといふ論は正当であるか
明治天皇のような偉人なら結構だが、凡庸な天皇なら、却って大統領の方がよいではないか、という考があるが、どう処理したらよいか。
 
第十章 結論
 
附録 参考篇
 
第一章 私の天皇研究史
発端
国体科学の提唱
「国体に対する疑惑」及び「天皇とプロレタリア」
「天皇の科学的研究」
憲法研究と天皇機関説問題
論争・弾圧・抗争
支那事変及び「国体法の研究」
大東亜戦争の勃発と学難
立命館大学の憲法講座と国体学科開設
報知新聞の大東亜論壇
学難到る
 空襲下の「日本国体学」執筆
敗戦民主主義の時代
 
第二章 天皇及び国体に関する文献
里見岸雄の著作・論稿
単行著作
新聞に発表した主要文篇
雑誌に発表した主要文篇
戦後の定期刊行物に現れた諸文篇
雑誌の分
新聞の分(昭和二〇年及び二一年前半期)
 
索引
序文
凡例

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