図書キンゲンダイ ニホン ノ センソウ ト ヘイワ000053928

近現代日本の戦争と平和

サブタイトル1~10
編著者名
粟屋 憲太郎 編
出版者
現代史料出版
出版年月
2011年(平成23年)2月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
xxiii,484p
ISBN
9784877852467
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/A97
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに(粟屋憲太郎)
凡例
 
第一部 戦前・戦中
台湾行啓における皇太子裕仁の「笑顔」(小田部雄次)
はじめに―皇族の台湾行啓
『台湾日日新報』の伝える行啓中の裕仁
側近牧野伸顕の見た行啓中の裕仁
台湾専売局における裕仁の言動
専売局職員たちの感想
過剰警備
田健治郎の意図
おわりに
宮中勢力による社会経済問題への対応―昭和恐慌期を中心に―(茶谷誠一)
はじめに
第一次大戦後のデモクラシー潮流への対応
昭和恐慌に対する宮中勢力の取り組み
労働問題と宮中勢力の対応
満洲事変以後の社会経済問題と宮中勢力
おわりに
満洲事変期天津における対日ボイコット運動と日本居留民(小林元裕)
はじめに
万宝山事件と対日ボイコット運動
洲事変の勃発と天津
錦州爆撃と「反日」運動の激化
おわりに
「大東亜建設審議会」論―戦時期の「自給圏建設」をめぐって―(安達宏昭)
はじめに
審議会の設置
「経済建設」構想をめぐる対立
定まらない「経済建設」構想
「決戦体制」下の審議会
おわりに
米国海軍太平洋艦隊の日本空襲と艦砲射撃―第三艦隊の沖縄戦から敗戦まで―(荒敬)
はじめに
沖縄戦最中の第五艦隊から第三艦隊への転換
第三艦隊の南九州攻撃と新型爆弾
米英連合艦隊の再結成と本土攻撃
米英連合艦隊の西日本攻撃
対日集中攻撃作戦第二段階と連合艦隊
おわりに
 
第二部 戦犯裁判
国民政府のBC級戦犯裁判―その意図と限界(伊香俊哉)
はじめに
日本の中国侵略と中国の戦争被害
戦時下の戦争犯罪調査
戦後の戦争犯罪調査と戦犯検挙・裁判
おわりに
中華人民共和国の戦争犯罪裁判と「自筆供述書」―日本軍の毒ガス戦を中心に―(豊田雅幸)
はじめに
中国における日本人戦犯の供述書
起訴状と供述書
供述書に記された毒ガス戦
おわりに
忘れられた東京裁判フィリピン判事―デルフィン・ハラニーリャ判事の生涯―(永井均)
はじめに
米国留学という経験
日本占領期―いくつもの死線を越えて
東京裁判の判事として
おわりに
 
第三部 戦後
アジア冷戦史のなかの沖縄返還―「ニクソン・ドクトリン」と沖縄返還の連関―(吉次公介)
はじめに
沖縄返還への道
「ニクソン・ドクトリン」との沖縄返還の結節
沖縄返還の地域的文脈
おわりに
空襲体験の記録運動(井上弘)
はじめに
空襲体験と記録運動
記録運動の地域を越えた連携
「戦時下の小田原地方を記録する会」の取組み
おわりに―記録運動の成果と課題
東富士演習場と地域社会―占領期の基地問題―(荒川章二)
はじめに
戦後開拓から連合国軍の調達要求へ
演習場使用の本格化と被害補償要求
調達の打ち切りと演習部隊の急増
演習場の拡張と農耕の全面禁止
朝鮮戦争開戦と調達要求の再発出
接収時初期保証と東富士演習場対策委員会
おわりに
 
あとがき