図書ソウリョクセン タイセイ ト フクシ コッカ000053922

総力戦体制と「福祉国家」

サブタイトル1~10
戦争の経験を問う 戦時期日本の「社会改革」構想
編著者名
高岡 裕之 著
出版者
岩波書店
出版年月
2011年(平成23年)1月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
x,306,7p
ISBN
9784000283786
NDC(分類)
364
請求記号
364/Ta49
保管場所
開架一般
内容注記
索引あり
和書
目次

序章 戦時期日本の「社会国家」構想
 
第一章 厚生省の設立と陸軍の「社会国家」構想
厚生省の設立過程
「壮丁体位」低下の実像
陸軍省医務局長・小泉親彦
小泉の「壮丁体位」低下論
「衛生省」構想の特徴
衛生主義的「社会国家」構想の挫折
 
第二章 広田―第一次近衛内閣期の「社会政策」と「社会国家」
二・二六事件と「農村社会政策」
農村医療問題と国民健康保険
農村過剰人口と二つの人口政策論
生産力拡充政策と「社会国家」
 
第三章 戦時労働政策と「社会国家」
戦時工業化と生産力主義的「社会国家」
労務動員計画と戦時労働政策
労働者年金保険の成立
戦時住宅問題と住宅営団
生産力主義的「社会国家」の歴史的位置
 
第四章 戦時人口政策と「社会国家」
日中戦争下における人口政策論の転換
民族問題としての人口問題
「人口政策確立要綱」と民族―人口主義的「社会国家」
戦時人口政策と農業人口問題
戦時人口政策と国土計画
戦時人口政策の屈折
 
第五章 「健兵健民」政策と戦時「社会国家」
日中戦争下の医療制度改革論
国民厚生団と日本医療団
戦時下の国民皆保険
国民体力管理と健民修錬
終章 戦時「社会国家」の歴史的位置