図書目録テイコウ ト キョウリョク ノ ハザマ資料番号:000053921

抵抗と協力のはざま

サブタイトル
戦争の経験を問う 近代ビルマ史のなかのイギリスと日本
編著者名
根本 敬 著
出版者
岩波書店
出版年月
2010年(平成22年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
xi,276,30p
ISBN
9784000283762
NDC(分類)
312
請求記号
312/N64
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献一覧: 巻末p18-30 索引あり 年表あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

 
序章 抵抗と協力のはざま
本書の目的
対英協力と対日協力が有した意味
植民地期のビルマ人政治・行政エリート
依拠史料と構成
 
第一章 強制された国家のなかで ―植民地ビルマの特徴とナショナリズムの展開
英緬戦争とビルマの植民地化
近代国家の強制
ビルマ人中間層の登場
自治の段階的付与とビルマ・ナショナリズムの展開
タキン党に見るビルマ・ナショナリズムの思想
日本占領期がもたらした変化
戦後の対英独立交渉
 
第二章 バモオ―知識人政治家の光と影
日本占領期までの歩み
「独立」ビルマの国家元首に
抵抗と協力のはざまにあって
大東亜会議への出席
戦後の低い評価とその理由
戦後日本のパモオ
 
第三章 アウンサン―国民的英雄への道
学生運動の世界へ
タキン党幹部となる
日本軍と組む
抗日の決断とその帰結
対英独立交渉の先頭に立つ
暗殺の悲劇と「英雄の座」の恒久確保
 
第四章 ウー・ソオ ―ナショナリストと暗殺者のはざま
政治家への道
日本との関係
政治資金、私兵団、議会内闘争
英領ビルマの首相になる
英国訪問と真珠湾、そしてアフリカでの軟禁
戦後の帰国とアウンサン暗殺事件の暗闇
 
第五章 ビルマ人コミュニスト―反日と「苦渋の親英」のはざま
ビルマ共産党の結成
日本軍侵入前夜
コミュニストたちの抗日準備
パサパラの結成とビルマ共産党
英国復帰後の混乱と分裂
 
第六章 ビルマ人高等文官―対英協力者とナショナリストのはざま
ビルマ人高等文官の採用
行政の現地化をめぐって
ビルマ人高等文官の出自と学歴
ビルマ・ナショナリズムとの接点
独立後の高等文官
 
終章 独立後の英国・日本との関係―軍の政治的台頭のなかで
独立後のビルマ―混乱と軍の台頭
英緬関係―遠のく旧宗主国の影
日緬関係―影をおとした戦時中の人脈
 

あとがき
参考文献一覧
関連ビルマ人名一覧/関連英語略称一覧
関連年表
索引

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