図書ソシテ カンリョウ ワ イキノコッタ000053918

そして官僚は生き残った

サブタイトル1~10
昭和史の大河を往く;第10集 内務省、陸軍省、海軍省解体
編著者名
保阪 正康 著
出版者
毎日新聞社
出版年月
2011年(平成23年)1月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
305p
ISBN
9784620320342
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/H91/10
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

最後の陸相・下村定の未公開手記
陸軍省消滅と下村陸相の国会での謝罪演説
陸軍最後の日―昭和天皇と下村陸相の涙
陸軍最後の日の皇居内―侍従武官の証言
「公」のためと「私」のための自決
なぜ俺が敗戦国の軍使に―河辺虎四郎の憂鬱
敗戦は「我等軍人の罪」―自決したO大佐の真摯な反省
”官庁中の官庁”内務省解体を目指すGHQ
内務省解体とGHQ内部の確執
”責任ある政府”―ケーディスの理想と内務省解体
解体目前の内務官僚たちの心中―鈴木俊一の証言
国家警察と自治体警察―警察改革を巡る攻防
警察法改正―ゆきづまったアメリカ型警察制度
内務省終焉―真に解体すべきは悪しき官僚制度
海軍は開戦に反対していたという”神話”の誕生
最後の海相・米内光政の訓示に込められた思い
米内光政の見事な出処進退と消えた海軍の戦争責任
戦後、一切の公職に就かなかった井上成美の生き方
「三笠」艦上から海軍解体の日を思う
特攻作戦の責任と海軍将官の自決
海軍という理想郷のなかで消えた「勇断」
警察予備隊創設と旧内務官僚と旧軍人の対立
自衛隊の基礎を作った十一人の旧軍佐官クラスの任用
そして官僚機構はかたちを変え、残った
あとがきに代えて―戦前、戦後とも責任をとることのない官僚組織