図書カントウグン000053865

関東軍

サブタイトル1~10
中公新書 81 在満陸軍の独走
編著者名
島田 俊彦 著
出版者
中央公論社
出版年月
1965年(昭和40年)10月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
vii,191p
ISBN
4121000811
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/Sh36
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

まえがき
 
生いたちと性格
「関東軍」誕生の陣痛
満州軍の「独立」
関東総督府の誕生
関東総督府の苦悩
伊藤博文の軍政反対
陸軍と外務の対立
南満州鉄道
満州の三頭政治
辛亥革命と陸軍
失敗した満蒙独立計画
最初の武力干渉
〝北向き〟の軍隊
阿部政務局長の暗殺
第一次大戦と青島攻略
加藤外相の念願
二十一ヵ条要求と満蒙
はりきる中村都督の意見書
満蒙対策をめぐる不統一
満蒙独立計画の崩壊
解決をみた多年の懸案
満州駐劄軍のシベリヤ出兵
都督府から関東庁へ
関東軍の誕生
「幣原外交」の登場
「独走」始めた関東軍
郭松齢事件に独断干渉
 
張作霖爆死事件
昭和三年六月三日夜
張作霖を脅かす北伐
険悪化する日中関係
混迷する田中外交
張へ関外引揚げを勧告
関東軍、独断出兵を決定
地団駄を踏んだ関東軍
河本大佐の計画と決意
「矢は弦を放れた」
6月4日、関東軍司令部
張作霖爆死
関東軍側の「証言」
満州某重大事件の責任
 
満州の演出者たち
実行板垣、智謀石原
石原の世界最終戦論
『関東軍満蒙領有計画』
「あと二年」
「朝に対応の策なし」
三月事件の波紋
張学良の日満合作案
東三省易幟
幣原再登場と佐分利公使の死
間島の反日暴動
暗礁に乗り上げた幣原外交
対満蒙方策の決定
「湖月」会議
中村大尉事件
緊迫する万宝山事件
関東軍のひそかな準備
「深く期する所あり」
満州事変勃発
関東軍の謀略
独断で拡大する戦線
十月事件と関東軍独立説
満州の大半を占領
満州独立国家建設案
溥儀を擁立、満洲国誕生
関東軍の理想と現実
関内進出と天津特務機関
関東軍の華北工作
内蒙古のつまづき
 
ノモンハンの敗北
新段階むかえた関東軍
緊張高まるソ満国境
紛争続発と対ソ強硬論
張鼓峰事件と大本営
尾高師団長、独断攻撃
『満ソ国境紛争処理要綱』
強まるソ連の威圧
ノモンハン事件起こる
全滅した東騎兵連隊
関東軍、参謀本部と決裂
ソ連機械化部隊に完敗
首脳部更送と停戦
どこまで「独走」か
 
七十万軍隊の終焉
渋柿主義か熟柿主義か
独ソ開戦と対ソ戦準備
田中作戦部長のあせり
極秘裡に動員開始
進む参謀本部の準備
「関特演」に異議と不安
「独断進攻を予期す」
対ソ「応戦」の大陸命
抑えられた対ソ挑戦
開戦で南方戦線へ転用
「防衛を行わざること」
「暴走」関東軍の遁走
〝張り子の虎〟部隊
敗走、混乱そして終焉