図書ショウケン ヒャクネンシ000053794

証券百年史

サブタイトル1~10
編著者名
阿部 康二 編
出版者
日本経済新聞社
出版年月
1978年(昭和53年)9月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
xiii,457p
ISBN
NDC(分類)
338.15
請求記号
338/A12
保管場所
閉架一般
内容注記
監修:有沢広巳 参考文献・年表:p415-450
和書
目次

明治期
総説上 近代国家の成立
総説下 証券市場の誕生
取引所の設立
創成期の株式会社
維新期の公債
日本銀行の創設
企業の勃興
取引所法の制定
日清戦争と証券市場
銀行制度の拡充
新商法の制定と改正
「取引所打壊令」
日露戦争と証券市場
鉄道の国有化
担保付社債信託法
国債の整理
証券業者
 
大正期
総説 巨大資本の形成
第一次大戦と日本経済
第一次大戦と証券市場
国家財政と公債
大正九年の反動恐慌と救済
大震災とモラトリアム
現物取引
短期清算取引
拡大する社債市場
電力外債時代
成長する証券業者
 
昭和期―終戦まで
総説上 列強への仲間入り
総説下 金融と証券
金融恐慌とその影響
長期不況と証券市場
金解禁と昭和恐慌
金輸出の再禁止
高橋財政の軌跡
社債浄化運動
財閥の株式公開
企業設立ブーム
新興財閥
満州経営と資本市場
国家財政の変化
日華事変と証券市場
統制下の証券業者
第二次大戦の勃発
投信の発足
太平洋戦争
金融統制の進展
株式市場の統制
戦争末期の証券市場
戦前の株価
 
昭和20年代
総説上 瓦礫の中から
総説下 金融・証券制度の改革
証券市場の再出発
財閥解体
企業の再建整備
復興金融金庫の活動
財政改革
証券取引法の制定
証券民主化運動
取引所再開
ドッジ・ライン
信用取引制度の実施
シャウプ勧告
旭硝子事件
企業資産の再評価
朝鮮動乱景気
商法改正
公社債市場の再開
投信の再開
証券行政
証券業者の活動
 
昭和30年代
総説上 定着する高度成長
総説下 金融と証券
株式市場の拡大
公社債市場の再開
公社債時代の幕開け
買い占めと名義貸し
長期信用銀行の発足
大蔵行政の展開
投信の急成長
国際化の進展
第二市場の解説
株式発行市場
新金融調節方式
 
昭和40年代
総説上 経済大国への道
総説下 金融と証券
証券恐慌
日銀特融
免許制への移行
国債の発行
大量売買制度
商法の改正
証取法の改正
証券税制
時価j発行
時価転換社債
本格化する国際化
機関投資家の活動
公社債発行市場
証取審の活動
国際通貨不安と株価
証券業界の体制固め
過剰流動性と証券市場
大手商社と独禁法
株式保有の法人化現象
 
昭和50年代
総説 転換期の経済
国債の大量発行時代
社債発行市場
現先市場の拡大
資金余剰時代の株価
証券市場の機械化
投資信託の再発展
急ピッチの国際化
資金調達の多様化
ディスクロージャーの進展
証券第二世紀の展望
 
〔参考文献〕
〔年表〕
〔索引〕
 
エピソード目次
〔明治期〕
コーヒー店で取引始まる
一般大衆には〝高根の株〟
場立は小僧たちの憧れの的
華族が出資、東京海上の設立
ひともうけ企てたイギリス人
ローマ法王と言われた大総裁
売り逃げたくらむ発起人
手本はドイツでも「ブールス条例」
鉄道株、熱い思惑の対象に
安田善次郎の「ケチ哲学」
カネがかかった法律作り
ブーム映しも改築もたびたびの設計変更
戦勝に導いたユダヤの怨念
熱狂的人気の南満州鉄道株
信託の重要性見抜いた渋沢栄一
国際金融、舞台裏の駆け引き
一世一代の名セリフ
 
〔大正期〕
当時は政府が大株主
ある実業家のブームと不況
悲劇の相場師、岩本栄之助
ロシヤ革命で貸し証文も紙くず
日銀総裁の警告も上の空
好利回りねらい外貨債
ケタ違い、石井定七の買い占め
関東大震災に泣いた投資家
日銀、財界救済に走る
金貨が物を言った芝居
顧客が一人もいない株屋
 
〔昭和期―終戦まで〕
内地資本が圧倒した満州の会社
政治家の発言に相場は敏感
片面刷り、裏目銀行券がお目見え
利ザヤかせぐならご当所株
金解禁直前にドル投機
安達内相と十月事件
好対照だった二人の蔵相
社債、資産家が大口消化
三井の総師、池田成彬の述懐
既成財閥と新興財閥の確執
鮎川義介、二十九歳の大志
空前の公募に空前の宣伝
賀屋蔵相のつぶやき
移り変わる外国の対日感
インテリ相場師、太田収
窮すれば通じる代用品の発明
獄中から妻子に「投信の勧め」
開戦時、株価気にする賀屋蔵相
カネの貸し出し、憲兵が監視
証券行政、大蔵省に還る
徴用免除もあった才取人
株式利回りの産業別変遷
 
〔昭和20年代〕
厳しい安定計画に身内もびっくり
浜口東銀頭取の気骨
証券業者、混乱期の苦難
なだめてすかして財閥解体
大内兵衛氏の主張
昭電疑獄生んだ復金融資
ひたすら戦時財政を反省
わずかな命、日本版SEC
占領軍と初の接触
初立ち合いは大混乱
一ドル=三六〇円の根拠は
米国視察中に重要会談
日本で試みた理想の税制
GHQとやっと「解け合う」
税制取り扱い通達を初公開
反動相場に備えた大蔵・日銀
虫の居どころが悪かった…?
戦後はまだ終わらぬ外債処理
GHQにお百度参り
広き門と狭き門
〝ダミー〟使ってヘタ株取引
 
〔昭和30年代〕
池田首相の所得倍増計画
証券会社と銀行のあつれき
「証金」の法的表現でひと苦労
投資物件として迫力欠く電電債
アクロバット的な予算編成
五島慶太の心残り
「東銀債」でひともんちゃく
厳しい審問、淘汰進む証券会社
投信ぶんりにひそむジレンマ
世界のソニーに羽ばたいた決断
二部立会場の〝天井論争〟
厳しい措置にも例外扱い
オーバーローンの〝犯人〟はだれ?
 
〔昭和40年代〕
「戦時中」を思わせた石油危機
投資尺度や学説にも新風
共同証券も救世主になれず
巨大な利益生んだ凍結株
福田家で極秘裏の会合
政策転換を指示した早朝の電話
バイカイに諸説紛々
満身創痍の四十九年度改正法
お堅い大蔵省の粋な計らい
配当課税と二人の政治家
プレミアムの還元
もめにもめた発行条件
うれしくもあり苦しくもあり
ブームの火付け役、国際投信
利回り逆転現象
〝堀越審議会〟と呼ばれるゆえん
「市場平静」にみるみる安堵の色
官庁文学は眼光紙背に徹して
過剰流動性と物価上昇の関係
立場微妙な証券業界
「本丸を明け渡すな」と結束
 
〔昭和50年代〕
苦肉の策、二重価格制
〝ペーパークライシス〟
三井物産、十数年来の構想
競争激しい現先市場
最高値の実現早めたデノミ発言
「気配財産論」
構想倒れの「ゴールド・ファンド」
激烈な幹事競争
海越えて「お手を拝借」
監査制度を育てた財界人
証券と金融の呼吸ピタリ
 
『証券百年史』編集・執筆者
編集委員長(東京大学名誉教授・有沢広巳)
編集委員(証券団体協議会常任委員長・阿部康二)
(山一証券社長・植谷久三)
(大阪市立大学教授・川合一郎)
(大和証券社長・菊一岩夫)
(野村証券社長・北裏喜一郎)
(専修大学教授・志村嘉一)
(元大阪証券取引所理事長・高橋要)
(東京証券取引所理事長・谷村裕)
(東京大学教授・経済企画庁経済研究所長・中村隆英)
(日興証券社長・中山好三)
(山一証券経済研究所理事長・吉野俊彦)
執筆者一覧
野村証券副社長・相田雪雄
専修大学教授・麻島昭一
証券団体協議会常任委員長・阿部康二
武蔵野銀行頭取・飯田良一
一橋大学教授・石弘光
野村総合研究所副社長・石川郁郎
日本銀行百年史編纂室長・石川通達
駐英公使・今永伸二
法政大学教授・伊牟田敏允
山一証券社長・植谷久三
東京大学教授・大内力
立正大学教授・大島清
日本ハウジングローン社長・大月高
東京大学教授・貝塚啓明
関西電力副社長・加治木俊道
専修大学教授・加藤俊彦
環境庁自然保護局長・金子太郎
大阪市立大学教授・川合一郎
神戸大学教授・河本一郎
大和証券社長・菊一岩夫
野村証券社長・北裏喜一郎
日本経済新聞編集委員・久保田晃
日本証券経済研究所常務理事・熊取谷武
専修大学教授・熊野剛男
大蔵省主計局主計官・子粥正巳
三井銀行取締役調査部長・後藤新一
日本証券経済研究所研究員・小林和子
大和証券常務取締役・坂田真太郎
東洋火災海上保険社長・坂野常和
市況情報センター社長・志場喜徳郎
東京大学教授・紫垣和夫
専修大学教授・志村嘉一
日本興業銀行副頭取・菅谷隆介
元大阪証券取引所理事長・高橋要
東京大学教授・竹内昭夫
東京大学教授・館龍一郎
東京証券取引所理事長・谷村裕
三洋証券社長・土屋陽三郎
証券投資信託協会会長・長沢正夫
法政大学教授・中村考俊
東京大学教授・経済企画庁経済研究所長・中村隆英
日興証券社長・中山好三
法政大学教授・野田正穂
日本証券業協会常務理事・長谷場義久
日興リサーチセンター社長・長谷部照正
大阪市立大学教授・浜田博男
東京大学教授・林健久
東京大学助教授・原朗
一橋大学教授・藤野正三郎
日本経済新聞論説委員・細金正人
日本興業銀行顧問・細見卓
大阪証券取引所理事長・松井直行
大蔵省国際金融局長・宮崎知雄
日本銀行調査局・武藤正明
東京大学教授・矢沢惇
元大蔵省証券局長・安井誠
日本債券信用銀行副頭取・安川七郎
日本合同ファイナンス常務取締役・柳谷一雄
創価大学教授・山口和雄
日本経済新聞編集委員・吉田共佑
日本証券経済研究所理事長・吉田晴二
山一証券経済研究所理事長・吉野俊彦
大阪大学助教授・蝋山昌一
大蔵省証券局長・渡辺豊樹