図書オキナワセン シュウダン ジケツ オ イキル000053786

沖縄戦「集団自決」を生きる

サブタイトル1~10
渡嘉敷島、座間味島の証言 写真証言
編著者名
森住 卓 写真・文
出版者
高文研
出版年月
2009年(平成21年)1月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
126p
ISBN
9784874984130
NDC(分類)
219.9
請求記号
219.9/Mo65
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに――慶良間へ行くまで
渡嘉敷島
私たちは軍の命令で北山に集められた〈吉川嘉勝さん〉
住民に投降勧告をしに行った叔父は〈池原利江子さん〉
「則ちゃんは一人でいるから、早く逃げて……」〈北村登美さん〉
行方不明になっていた父に再会したとき〈金城信子さん〉
防衛隊の叔父さんが手榴弾を配った〈小嶺正雄さん〉
「玉砕場」は泣き声や叫び声が聞こえて恐ろしい〈金城武徳さん〉
女だけで逃げていたから殺されなかった〈金城スミ子さん〉
身内の近い人からやっていますよ〈内原静子さん〉
捕まったら、耳を切り落とされ、いたずらされる〈大城政連さん〉
軍の命令じゃなければ「集団自決」はしませんよ〈金城重栄さん〉
生き残ることへの恐怖〈金城重明さん〉
 
座間味島
校長先生、私たちを先にやってから死んでください〈宮里哲夫さん〉
体験は体験者の数だけあるんですよ〈宮城恒彦さん〉
「こんなに大きく育てたのにくやしい、ゴメンね」〈宮平春子さん〉
「どうしても、生き延びられないのか……」〈宮村トキ子さん〉
ばあちゃんが洗骨した頭蓋骨を〈山城美枝子さん〉
激しい腐臭のする遺体をかきわけて〈宮里育江さん〉
敵上陸の知らせを聞いて玉砕が始まった〈中村安枝さん〉
逃げる途中、兵隊の死体を見た〈山城功さん〉
中尉はオバーに「この手榴弾でここで死ぬように」〈宮平千代枝さん〉
「あんたは決して人の先に死ぬんじゃないよ」〈吉田春子さん〉
家族七名を手にかけた同僚は〈宮平輝重さん〉
この手榴弾で死のうと、ひとかたまりになって〈大城澄江さん〉
弟の死にも、不安と混乱で悲しみを覚えなかった〈上洲幸子さん〉
頭からコトッと脳みそがこぼれた〈平田文雄さん〉
私は死にたくないと思って〈中村一男さん〉
 
〈解説〉沖縄戦と慶良間の悲劇
あとがき
装丁(商業デザインセンター・松田礼)