図書キャンバス ニ ヨミガエル シベリア ノ イノチ000053695

キャンバスに蘇るシベリアの命

サブタイトル1~10
編著者名
勇崎 作衛 絵/石黒 謙吾 構成
出版者
創美社
出版年月
2010年(平成22年)8月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
143p
ISBN
9784420310444
NDC(分類)
723.1
請求記号
723/Y99
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

生きている、ただそれだけを感謝したい
将校官舎の惨劇
丸坊主の日本女性
運命の拉致行
ソ連領 初の驚き 少年盗人集団
シベリア着第一日目の恐怖
バイカル湖の秋
バイカル湖暮景
第七大隊収容所 鬚のO大尉
寒さと空腹の伐採作業
残飯あさり ~赤い吹雪
この糞ったれ奴(め)、早く歩け
バイカル湖護岸工事 ~ダンバー
零下四十度の作業出発
蚕棚の穴倉暮らし
黒パンの分配
黒パンを齧ると髪が逆立った
朝パンを喰って終(しま)ったので昼は水だけ
朝焼けの野辺の葬送
極寒の埋葬
ソ連は嘘と泥棒とパチンコ(ピストル)の国である
ソ連兵と日本人捕虜たち
迫り来る闇と死の予感
尻つまみ式の体力検査
お母ぁさん 助けて!
吹雪の朝の作業行
寒風に原生林は生きている
作業終わって塒に帰る
マールチク(少年)のあそび
極寒の入浴の恐怖
シベリアの四季とオーロラ
排泄の難行
糧秣(高梁こうりゃん)の貨車卸し
餓死した戦友を埋める
吹雪の野末の埋葬 ~赤い吹雪
ミアソ・コンビナート(缶詰工場)
虜愁彷徨
赤軍兵舎の水道工事
製材工場の丸太転がし
猫を喰う二人
「日本人(ヤポンスキー)は犬と同じだ」
食糧争奪戦を見た
反動と名付けて日本人の吊し上げ
狂気の執念 汚泥を喰う
白夜とカザック・ダンス
巡り来るシベリアの秋 I
ああ無情(野天堀便所)
人間馬橇
強制労働の道 アメーバー赤痢
松林をゆく葬送の列
戦慄、水筒も凶器となる
虜情 ダイアモンド・ダスト
お前はなぜ射った(ザチェム・ティ・ウピール)
望郷の念に疼(や)む(おふくろぉー)
セレン河虜情 ~スープの分配
雪原の栄養失調死
闇黒のまど ~死体置場
ソ連住民との交流 ~物々交換
アカザ(野草)を摘む
虱と南京虫を瓶に溜めて
開拓団少年の死
チタ第五一六労働大隊
魔の山、伐採作業
事故死者の解剖 ~松本軍曹
部隊将校を晒しものにする
チタ市映画館の煉瓦積み
赤軍兵舎(カザルマ)作業場で急病人が
朝日を浴びてUSA車で出発
朝の伐採作業 出発
牛になりたい
メーデー万歳 ~民主活動
マンジル分遣隊
煉瓦工場修復工事
監督(ナチャリニク)の娘は十六歳
戦車隊将校にトランクを売る
シベリア鉄道の傷痍軍人
帰国直前の死 何としても助けたかった
意外 秋の草原に川の流れが
巡り来るシベリアの秋 II
湿地帯 野地坊主(やちぼうず)
秋を走る帰国(ダモイ)列車
ダモイ列車の赤大根 ~(一皮むけば中は真っ白)
海路の日和を祈ります ~ソ連将校の言葉
帰国船に乗る
信濃丸船上の出来事
米のめしだ! 梅干しだぞ
舞鶴上陸 ~日の丸の小旗
鎮魂 ~友よ安らかに眠れ
自らの手で作った等身大の人形
記憶だけを頼りに何百枚とスケッチ。
キャンバス裏に刻んだ念。
収容所もこつこつと手作りで再現した
抑留生活の日々を描き続けて、同胞の無念、戦争の悲惨さを訴えていきたい