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「戦後」を点検する

サブタイトル1~10
講談社現代新書;2072
編著者名
保阪 正康 著/半藤 一利 著
出版者
講談社
出版年月
2010年(平成22年)10月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
285p
ISBN
9784062880725
NDC(分類)
210.76
請求記号
210.76/H91
保管場所
開架半藤文庫
内容注記
和書
目次

まえがき (保阪正康)
 
第一章 いったい、いつまでが「戦後」なのか―世代論的に
スカイツリーを望みながら
「戦後昭和」を点検するということで
「亜元号」
父子合作?
「戦後」は昭和五十年まで
「近代日本四十年周期説」
二〇三〇年問題が示唆すること
明治十一年を起点にしてみると……
石橋湛山のすごさ
独立回復時、いくつだったか
「敗戦の精神」とは
応仁の乱のように
 
第二章 ~帰り、~あがり、~崩れ―歴史のプリズムとして
傷痍軍人の記憶
流行歌と童謡から
五十人のうちの四人が
「満州帰り」にして「巣鴨帰り」の宰相
光クラブ
ゾル
憑きものが落ちるまで
東大医学部で
「獄中十八年」の威光
レッド・パージへ
幻滅の果てに
軍人の復権?
やっぱり朝鮮戦争
もうひとりの満州帰り
 
第三章 一から出直し―明るさと無責任と
いったいどこに戻るのか
昭和天皇の意思
憲法改正の形式
しれっとして
「八月革命説」
坂口安吾の『堕落論』
「大東亜戦争調査会」
臣下を裁くのはしのびない
軍人への憎しみ
植民地放棄
アジア解放の理想をもった日本人
「インドネシア・ラヤ」
「でもこれは、あの戦争の全部じゃありませんよ」
独立回復
 
第四章 神武以来―神話の変容
じつに秀逸な表現
軽くなった天皇
『日本のいちばん長い日』を書いたとき
映画では…
神武東征をご存じですか
三笠宮の紀元節反対
松本清張と『日本の歴史』
私がいただいてきた原稿が
歴史の操作
亀井勝一郎という人
旭丘中学校事件
イデオロギーの呪縛
 
第五章 「安保反対」と「米帝」―対等への渇望
じつは、あんまりなじみなし
「単独講和」で独立実現
旧安保条約の問題点
なんとか対等にしたい
石橋から岸へ
「日米新時代」よ藤山外相の起用
勤評闘争
警職法改正問題
ソ連の脅し
ラッパ
党内抗争
全学連、国会構内に突入
ブントの「米帝」観
新安保調印
「極東の範囲」
今こそ国会へ行こう
「~崩れ」とも「~帰り」とも「~あがり」とも無縁
「黒いジェット機」と強行採決
デモとスト
運命の六月十五日
ついに自然承認
祭のあと
ことばに酔うのは…
 
第六章 「日中友好」―歴史の合わせ鏡
一辺倒
バンドン会議
石橋書簡
周恩来の指摘
池田勇人の施政方針演説
LT貿易
東京オリンピックと原爆実験
「佐藤・ジョンソン共同声明」
沖縄の祖国復帰が実現しない限り
すべては日本が去ったあとで
北爆開始
文革期の沈滞
ニクソン・ショック
国交正常化と断交と
横井さんと小野田さん
 
あとがき(半藤一利)