東条英機内閣の1000日
- サブタイトル
- 権力が集中した時代の悲劇
- 編著者名
- 森山 康平 著
- 出版者
- PHP研究所
- 出版年月
- 2010年(平成22年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 382p
- ISBN
- 9784569791289
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/Mo73
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章 東条英機の登場
一九四〇年という年
第二次近衛内閣がやったこと
第二次近衛内閣の総辞職と東条英機内閣の誕生
「撤兵問題は心臓である。心臓までゆずる必要がありますか」
《史料》
第1章 日米交渉から対米英宣戦布告へ
●戦局(一九四一年一二月八日~一二月三一日)
東条英機内閣の成立と日米交渉のやりなおし
アメリカ、イギリスとの戦争に突入
邪悪思想の浸透を防ぐ東条内閣の第一弾
朝鮮では牧師ら二〇〇〇余人を投獄
〈東条首相の言行録〉
第2章 挙国一致はどのように進められたか
●戦局(一九四二年一月一日~三月三一日)
開戦にちなみ、毎月八日を大詔奉戴日に
大東亜共栄圏建設、東条首相はどう説明したか
「衣」「食」生活のさらなる耐乏生活へ
新聞記事に見る配給の実態
シンガポール陥落し、戦捷第一次祝賀国民大会
朝鮮人の強制連行が加速、年間一〇万を超える
翼賛選挙の準備進む
相次ぐ勝報に戦捷第二次祝賀会を開く
〈東条首相の言行録〉
第3章 東京初空襲で波乱の予兆
●戦局(一九四二年四月一日~六月三〇日)
東京初空襲で明けた昭和一七年度
翼賛選挙で態勢固め―当選者の八二パーセントが推薦候補者
金属類回収、寺院の仏具・梵鐘にも強制力
町内会・部落会への統制進む
重要産業の統制会、設立つづく
“戦争の世界史的意味づけ”を試みた京都学派
〈東条首相の言行録〉
第5章 欲しがりません 勝つまでは
●戦局(一九四二年一〇月一日~十二月三一日)
開戦一周年を迎えた為政者の焦燥
愛国百人一首の選定と発表
閣議、中国から「労務者」を強制移入させることを決定
欲しがりません 勝つまでは
〈東条首相の言行録〉
第6章 東条首相の独裁性強まる
●戦局(一九四十三年一月一日~三月三一日)
“東条首相批判”で『朝日新聞』発売禁止へ
どこに東条批判の根拠が求められたのか
「ビルマとフィリピンに独立を」
全国にこだまする「撃ちてし止まむ」の大合唱
国民の生活はさらなる耐乏へ
〈東条首相の言行録〉
第7章 戦場の悲報を公表、奮起をうながす
●戦局(一九四三年四月一日~六月三〇日)
三つの悲報、国民にさらなる尽忠報国を求める
健兵・健民をめざす国民運動の展開へ
「でっちあげ」と「いちゃもん」で思想犯を捏造する特高
〈東条首相の言行録〉
第8章 “押され気味日本”の一億総員戦闘配置令
●戦局(一九四三年七月一日~九月三〇日)
「押され気味の日本」を語り始めた軍人
一億すべてが戦闘配置につけ!
兵役令の改正で、朝鮮にも徴兵令、第二国民兵も召集を
絶対国防圏の設定で守るべき範囲を縮小
〈東条首相の言行録〉
第9章 天照大神「一億総神拝」で結束はかる
●戦局(一九四三年一〇月一日~十二月三一日)
米英との戦争、三年目に入る
カイロ宣言と東条首相の反論
天照大神を“一億総神拝”、「神国必勝」を謳いあげる
〈東条首相の言行録〉
第10章
「銘記せよ、講和なき戦」を叫ぶ軍の狂乱
●戦局(一九四四年一月一日~三月三一日)
「講和なき戦」は勝利なき戦争を意味した
東条参謀総長の誕生
「竹槍では間に合わぬ 飛行機だ、海洋航空機だ」
中国人強制連行と強制労働が本格化
〈東条首相の言行録〉
第11章 東条内閣、サイパン玉砕を機に退陣
●戦局(一九四四年四月一日~七月一八日)
膨大な国民負担でスタートした新年度
六月、東条内閣打倒の動きが急加速
サイパン島守備隊玉砕と東条辞めろの嵐
ついに東条内閣辞職
〈東条首相の言行録〉
終章 ―あとがきにかえて
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