証言 第5集(1991)
〔巻頭言〕世界新秩序と「ヒロシマ・ナガサキ」(鎌田定夫)
広島平和宣言(広島市長・平岡敬)
長崎平和宣言(長崎市長・本島等)
特集 湾岸戦争とヒロシマ・ナガサキ
平和的民主的世界新秩序形成への日本の課題―その世界的考察と展望(荒井信一)
〔詩〕武器より薔薇を(栗原貞子)
苦しみ、悲しみ、怒り、そして愛を―第四回ヒロシマ・ナガサキの証言交流集会(本誌編集部)
〔座談会〕湾岸戦争とヒロシマ・ナガサキ―被爆四十六年・試練のなかの反核証言運動―
それでも私は語りつづける―湾岸戦争下のアメリカで(伊達有子)
湾岸戦争とドイツ市民の平和運動(梶村太一郎)
子どもは湾岸戦争をこうとらえた(今川ゆうじ/杉本みのる/須賀たかのり/森美由紀/小野良子/江頭真美/尾上美紀/山口康誠/樋口大すけ/田中康和/河野亜紀)
中学生・湾岸戦争に関するアンケート(末永浩)
湾岸戦争とそれ以後の日本の対応についてのアンケート(児玉哲郎)
高校生・大学生へのアンケート(鎌田定夫)
あの日、地獄を見た
あの日の広島を永久に残したい(片岡チヨ子)
恐怖のあの日(沖中二郎)
避けられぬ悲劇(田川弘敏)
光った日―陸軍兵器学校広島文教所にて(於保宣昭)
四十三人中ただ一人生きのびて―在米被爆者の証言(文子・ヘイゲル)
南米からの被爆証言(脇川千房)
四十六年、今を生きる被爆者
戦争・捕虜・原爆をくぐりぬけて(アーサー・クリスティ)
韓国人留学生の被爆体験記(マーク・M・ファン)
まがつ火、再びあるな(加藤禮子)
今も体内にガラス片を抱えて(百崎しづの)
四十二体の一松人形―亡き子らの面影抱いて(蔵満良男)
「爆心地の連合軍捕虜たち」はいま―ヨーロッパの被爆者を取材して(大路幹生)
心にきざむ、ヒロシマ・ナガサキ
原爆・平和の歌(歌の実短歌会)
原爆忌俳句 八十句(第三十七回長崎原爆は行く大会作品抄)
〔詩〕
コンニチワ ヒロシマ(栗原貞子)
その日(山田かん)
大事なのはその声だけ(石川逸子)
〔童話〕つっ切れ下駄とズック(鶴文乃)
反核・平和をめざす草の根たち―日本で、世界で
ピースボートに乗ってきました(溝口昌喜)
ヒロシマの語り部、沼田さんの航海記
三年めの「NEPAの会」―アメリカ政府を裁判にかけよう(服部翠)
広島と長崎・中学校の平和交流会―翠町中学校・吉島中学校と山里中学校(末永浩)
アメリカで生きる(原田潤一郎)
被爆者慰霊碑に腰掛ける学生たち(柴田巖)
〔新刊書紹介〕『世界のヒバクシャ』『ピース・トーク きみたちにつたえたい』
『長崎県子ども文詩集・にんげんはがっき(低)・やまこぶ(中)・父を待つ日(高)』
『せんそう・詩と作文』『中国往還』『ゆれる木槿花』『モルロアの証言』
『軍隊のない世界へ』『ところてんの歌』『ナガサキは語りつぐ』
〔資料〕
全国被爆者健康手帳交付数等
声明・戦争と暴力を許さぬ町づくりを(長崎の証言の会)
自由と平和の尊厳に関する長崎県宣言
自由と平和の尊厳に関する南有馬町宣言
「平和都市諫早」宣言
環境保全・平和で安全な町宣言(川棚町)
世界平和祈念標語優秀作品(長崎市)
■長崎の証言の会案内/『証言’92』原稿募集
■編集後記