草月流生花独習書
(口絵)
梅と寒竹
松とばら
南天とぼけ
菖蒲と雪柳
こぐわとてつぽう百合
睡蓮と青楓
梅もどきと蓮の実
栗
白椿・菜種がら・いもづる
ミニアチュール
貝にいける
連作形式
理論篇
生花の今日まで
日本独特の生花
生花の種類
草月流の生花
生花美ということ
自然の花からも生花からも学ぶ
形と色によって
日本風と洋風
技術にだけ遊ばぬように
独習への態度
悟るといつた態度で
準備篇
独習の参考によく見ておく作例
自分の生けた花と思つて
小さい作品の貴さ
ありふれた花のよさ
開いた花の美しさ
局部の強調
動きのある構成
葉の美しさ
空間を生ける
背景を添える
花留を隠す
片寄せて飾る
露に濡れた花
豪華も簡素も
四方から見る場合
まず花の手入れから
練習と技術
切る技巧
曲げる技巧
木の枝の場合、草の枝の場合
留める技巧
盛花の留め方、投入の留め方
独習に必要な花器と道具
花器とは
高価なものでなくても
盛花の花器
投入の花器
道具について
実習篇
基本花型練習の初めに
花型とはどういうものか
主枝と従枝の作り方
練習は盛花から投入へ
基本花型とは
基本花型法による実習
盛花の部
基本立真型の実習
第一作例
まず花の手入れをする
使う枝の寸法を定めて
挿し口について
枝の留め方と角度
第二作例
花材はいろいろにかえられる
剣山は二つ
寸法は『大』の場合で
主枝から従枝へ
剣山を隠すこと
基本傾真型の実習
第三作例
傾真型は立真型とどう違うか
主枝だけでできる
投入の部
基本傾真型の実習
第一作例
根元の作り方
投入の挿し口
十文字留で
角度をはつきりさせない
ゆつたりとして、しまりのあるように
基本立真型の実習
第二作例
投入の立真型は少し難しい
縦の添木留で
枝の整理
でき上りまでの順
第三作例
草物だけで
寸法と留め方
大ていの花で
應用花型練習の初めに
応用花型とは
應用花型法による実習
第一作例
第一応用立真型の盛花
枝の方向
作例の生け方
第二作例
第一応用立真型の盛花
左本位か右本位か
作例の生け方
第三作例
第一傾真型の盛花
第一応用立真型との相違
作例の生け方
従枝を多くして
第二応用花型法による実習
第一作例
第二応用立真型の盛花
第二応用花型の特徴
『大』の寸法
作例の生け方
菓子鉢などにも
第二作例
第二応用立真型の投入
第二応用花型の投入
留め方は縦の添木留
一種挿しにも向くもの
第三作例
第二応用傾真型の盛花
第二主枝と第三主枝の交換
草花三本で
第三応用花型法による実習
第一作例
第三応用傾真型の投入
左右に広げる第三応用花型
特に洋風の場合よく似合う
根元を綾にして
第二作例
第三応用立真型の投入
一種挿しの端麗さ
根元を美しく
どこにでも似合う作品
第三作例
第三応用垂真型の投入
垂真型のこと
十文字留で
軽い曲線の美しさ
第四応用花型法による実習
第一作例
第四応用立真型の盛花
第四応用花型の特徴
代表的な場合
第二作例
第四応用傾真型の盛花
小品の軽妙さ
葉を省く技巧
新しい飾り方を
第三作例
第四応用立真型の投入
立てる枝をしつかり留めて
この花型の反対も
第五応用花型法による実習
第一作例
第五応用傾真型の盛花
第五応用花型の特徴
剣山をよく隠す
挿し口は違うように
茂りのある花で
第二作例
第五応用傾真型の盛花
空間の力
主枝から従枝へ
床の間の軸の下とか
第三作例
第五応用立真型の盛花
第五応用花型は短い草物に
応用花型から
根元に短い葉を
第六応用花型法による実習
第一作例
第六応用平真型の盛花
四方正面の第六応用花型
主枝の出し方に頭のきりかえ
低くする
第二作例
第六応用傾真型の盛花
色彩の美しさを主にして
花型図の配置をよく見る
第三作例
第六応用立真型の盛花
立真型の場合
かるかやの効果
第七応用花型法による実習
第一作例
第七応用花型法の浮き花
浮き花
第二作例
第七応用花型法の浮き花
夢のような感覚
第三作例
第七応用花型法の浮き花
水面の美しさ
大輪か中輪の花がいい
第四作例
第七応用花型法の敷き花
テーブルに直接
第五作例
第七応用花型法の盛物
盛物とは
色彩と形態と
器はよく考えて
雅題は無用
第六作例
第七応用花型法の盛物
閑寂な美しさ
第八応用花型法による実習
第一作例
第八応用花型法の盛花
第二作例
第八応用花型法の盛花投入の組合せ
第三作例
第八応用花型法の盛花投入の組合せ
四季の実習参考作例について
第一作 大王松を主にした盛花
第二作 白梅、白椿の盛花
第三作 猫柳、カーネーションの投入
第四作 彼岸桜、白椿の投入
第五作 くろもじ、菜の花の盛花
第六作 チューリップの盛花
第七作 エリカ、カーネーションの盛花
第八作 葉蘭、アスターの盛花
第九作 がくあじさい、ばらの投入
第十作 かるかや、山百合、ききようの盛花
第十一作 睡蓮の盛花
第十二作 かきつばた、睡蓮の盛花
第十三作 ダリヤ、スターチスの投入
第十四作 つるうめもどき、ななかまど、紅菊の投入
第十五作 ガーベラ、あざみ矢車の盛花
第十六作 さんきらい、黄菊の盛花
第十七作 しゆろの葉、あじさいの投入
第十八作 白菊の投入
第十九作 朝鮮槇、どうだんの盛花
生けやすい小品の作例
第一作例 紅椿の小品投入
第二作例 アスパラガスとグラジオラスの小品盛花
第三作例 雪柳とパンジーの小品投入
第四作例 こぐわの蔓、エリカと菜の花の小品盛花
第五作例 てつせんの小品盛花
第六作例 えのころ草とカーネーションの小品盛花
第七作例 カラジウムとスターチスの小品盛花
第八作例 ききようと雪柳の小品投入
第九作例 ういきようとてつせんの小品投入
第十作例 けしの小品盛花
第十一作例 つるうめもどきとかやつり草の小品盛花
第十二作例 ぎしぎしとアジサイの枯花の小品盛花
第十三作例 寒竹とてつせんの小品投入
第十四作例 かやつり草と赤なすの小品盛花
第十五作例 つるうめもどきとひまわりの小品投入
第十六作例 われもこうとアスターの小品投入
第十七作例 雪柳と黄菊の小品投入
第十八作例 みそはぎと赤なすの小品投入
第十九作例 かるかやと白大菊の小品投入
ミニアチュール(極小)生花
ミニアチュール(極小)生花とは
ミニアチュール生花の参考実例
いくつかを組んで飾る
ミニアチュールの利用
飾り方の参考作例
第一作 日本座敷の一隅
第二作 洋間マントルピースの上
第三作 床の間地袋の上
第四作 茶箪笥の上
第五作 洋間マントルピースの上
第六作 洋間の壁
第七作 大きな飾り窓の中
第八作 日本趣味洋間の一隅
第九作 応接間の卓上
第十作 洋間の間仕切りの台
第十一作 待合室の卓上
第十二作 洋間の棚
第十三作 展覧会の花席の一部
第十四作 ある展覧会の一部
草月流の特殊な作品から
第一作 草月流展覧会の特殊な大作
第二作 超自然的な感覚をもつ器を使つて
第三作 夢のような異様さをもつ作品
第四作 枯草の美しさを生かして
第五作 『塊り』を主にして生けた場合
第六作 配合から出る新しさ
第七作 意外な素材がいくらでもある
水揚げ法の知識
水揚げ法の誤解
花の元気さをこうして取り戻す
水切りした上にほどこす手当のいろいろ
燃焼法、熱湯法、塩を切口につける、薬品では、水揚げポンプを使う場合
実習の十二カ月
一月
松とカーネーションの投入
白梅と白椿の盛花
松とばらの投入
大王松と梅の盛花
二月
柳とやぶ椿の投入
梅と椿の小品盛花
白椿といたどりの投入
まんだらげと水仙の投入
三月
アカシヤとラッパ水仙の盛花
猫柳と菜の花の盛花
ばらの盛花
吉野桜とつつじの投入
四月
フリージャとエリカの投入
チューリップの盛花
山桜とあらせいとうの盛花
カラーの投入
ひえんそうの盛花
五月
菖蒲と梅うつぎの盛花
おおでまりの投入
かすみそうとブルーボールの投入
むくげとかるかやの投入
六月
風くるまの盛花
アスターの盛花
リアトリスとかるかやの盛花
七月
ふといと睡蓮の盛花
アスパラガス、カーネーションとわれもこうの投入
がまの穂、まるこゆりとアスターの盛花
八月
すすきとききようの盛花
スターチスとダリヤの投入
秋草の混ぜ挿し
すいれんの浮花
九月
たでとりんどうの小品
えのころ草ときりん草の盛花
はらん、けいとうとスターチスの盛花
十月
ぬかぼ、けいとう、えのころ草の投入
つるうめもどき、かやの木と小菊の盛花
菊の盛花
十一月
雪柳と白菊の小品盛花
蓮の実、ほうき草とうめもどきの盛花
栗、かるかやと小菊の投入
栗ときびの穂の投入
十二月
つるうめもどきと白椿の投入
ポインセチヤと鉄砲百合の盛花
梅もどきと南天の投入
前衛生花篇
前衛生花の今日まで
似て非なる前衛
前衛生花とは
素材のこと
第一作 針金細工
第二作 針金も生ける
第三作 機械的な感じや幾何学的な形
第四作 石膏の衣
第五作 吹附け着色
第六作 球型のマッス
第七作 からたち
第八作 デザイン
第九作 擬人いけ
第十作 枯草礼讃
第十一作 皮むき
第十二作 石と針金
第十三作 花の石
第十四作 鉄屑も生ける
第十五作 鳥の羽根と卵の殻
第十六作 大げさなマッス
第十七作 花のある彫刻
第十八作 花器からはみ出す
第十九作 青空の家という題の作品
第二十作 月の像という題の作品
第二十一作 からすうり
第二十二作 オブジェ
第二十三作 会場作品
第二十四作 会場の構成
四季の花材の取合せ表
春の部
夏の部
秋の部
冬の部
草月流用語抄