軍神松尾中佐とその母都竹兵曹長
写真
序
まえがき
第一章 幼年期の松尾敬宇
忠孝は家に伝わる
松尾中佐の両親を語る
十年ぶりの男児
赤穂浪士あれこれ
ある日曜日
日輪寺遠足
磯貝十郎左衛門文筆写
再度の骨折
一ツ目神社の境内で
鹿本中学時代
中学時代の松尾中佐を語る
第二章 幼少期の都竹正雄
誉の衰輪部落
艇長に呈した手記(第一篇)
飛騨青年の叫び、二つ葉の栗
飛騨の匠、左甚五郎
安国寺、大原騒動
高山城と、高山まつり
軍神広瀬中佐
この母にして
雪の山小屋で
第三章 江田島海軍兵学校
六十六期生徒誕生
日曜日の生徒
大野少将の最期
湯地小佐の手記
葡萄酒も酒のうち
日日是好日たれ
千代田の進水式
二振りの日本刀
第四章 少尉候補生時代
賢所参拝終えて
旅順、大連寄港
青島、厦門寄港地便り
堀内大佐を悼む級友の手記
マニラから横須賀へ
遠洋航海を終えて
第五章 特潜搭乗前の松尾中佐
夢は空し別府入港
観艦式には届いた軍刀で
雪国の大湊から
第六章 特潜搭乗前の都竹兵曹長
海兵団
艇長に呈した手記(第二,三篇)
伊号六十三潜水艦の遭難
記念樹
第七章 特殊潜航艇の訓練
甲標的誕生す
防材突破訓練
真珠湾偵察
第八章 真珠湾奇襲攻撃
松尾中佐の壮挙に関係あった人々
出撃準備
特別攻撃隊出撃す
新高山登れ一二〇八
勇士遂に還らず
宇垣中将の戦藻録
ジョンストン島砲撃
戦訓を携えて
第九章 第二次特別攻撃隊のシドニー攻撃
結婚問題と戦友の遭難
菊池魂
菊池千本槍
愛すればこそ
おふくろと寝る
永訣
さらば故国よ
濠州東海岸の港湾偵察
九軍神の後継者
シドニー迄百浬
戦機熱して
無念!魚雷が出ない
嵐のあと
第十章 武人のほまれ
日章旗におおわれて
報道記事あれこれ
日濠交換舩
戦友に抱かれて
二階級進級
或女性からの手紙
海軍合同葬
永久の眠りに
第十一章 軍神の母
寂寥十有余年
余栄濠館長夫人の弔花
後援会長の横顔
色めく石神荘
善意実りて鹿島立
大いなる母の心
君に伝へてよ
血染めの千人針
オーストラリアの珍しい動物
ながの旅路も恙なくして
古跡をたずねて箱根路へ
京都に下車して八時間
おばあちやんご苦労さま
奥飛騨へ墓参り
高原都市高山の一日
念願果たして帰途につく
あとがき
伊号二十二潜水艦戦歿者芳名録