愛知の歴史ものがたり
監修にあたって
はじめに
愛知県のあゆみ
1 古代・中世の人びととくらし
縄文時代の人びと―吉胡貝塚―
(三百四十体の人骨/炉のまわりで/海の幸をもとめて/悲しいできごと/人骨は語る)
牛川人骨の発見
弥生時代の人びと―朝日遺跡―
(貝殻山 貝塚資料館をたずねて/学芸員の話/ふたりのレポートから)
高蔵貝塚
熱田神宮と尾張氏
(あゆち潟/氷上の神/断夫山古墳/熱田神宮)
笠寺観音と尾張四観音・木簡
国司をやめさせた農民たち―尾張国郡司百姓等解文―
(よくの深い国司たち/藤原元命と尾張の農民たち/立ちあがる郡司や農民)
木曽の流れ
富田荘の日々
(二人の農民/きぬとぜに/萱津の市/富田荘のうつりかわり)
足助氏
無住国師
2 戦乱の世の人びと
津島と信長
(津島川祭り/津島の豪商たちと信長)
一向一揆と家康
(信者のいかり/一向一揆おこる/一揆やぶれる)
長篠のたたかい
(信玄原の火踊り/長篠城あやうし!/決戦!!設楽原)
『三河物語』
3 江戸時代の尾張と三河
名古屋城と堀川
(加藤清正石引きの図/西へのそなえ尾張/石がきの刻印/川をほる)
七里の渡し
いとう呉服店ものがたり
(ある日のいとう呉服店/武士から商人へ/問屋から小売商へ/ふたたびある日のいとう呉服店)
新田開発
徳川宗春と名古屋のにぎわい
(宗春のお国入り/「温知政要」/名古屋のにぎわい/宗春の引退)
からくり人形
「塩の道」中馬海道
(農民から馬かせぎへ/「塩の道」)
有松絞り
百姓に負けた刈谷藩―刈谷の寛政一揆―
(ゆきづまる刈谷藩の財政/立ちあがる農民/勝利した一揆)
督乗丸のひょう流
(供養碑を建てる/遠州なだでそうなん/太平洋をひょう流/ふるさとへの道)
お囲い堤
立ちあがった山里の民―加茂一揆―
(米がとれない/うちこわし/鉄ぽうと農民)
活躍する家老渡辺崋山
(ききんにそなえて/難問をさばく/小藩の家老の大きななやみ)
お札ふり
4 近代をささえた人びと
新しい時代への期待と不安―地租改正と農民―
(民・百姓のご一新を/税金をやすくせよ/地租改正のあと)
小作料引き下げ運動と愛農社
鷲塚そう動
自由のさけび―愛知の自由民権運動―
(国会を開け/かつやくする民権派議員/野試合と飯田事件)
ガラ紡の始まり
おりひめの碑
(ほのおのなかで/おりひめたちのふるさと/尾西地方のおりもの業/おりひめのくらし)
武豊線物語
米騒動とパンづくり
(鶴舞公園へ/米からパンへ)
鶴舞公園と普選壇
戦争へのあしおと―名古屋汎太平洋平和博覧会―
(熱田前新田の会場づくり/博覧会見物/会場のあと地には)
ふたりのお地蔵さま―名古屋大空しゅう―
(六月九日の悲げき/ふしぎなおじいさん/おじいさんの話/まき子さんの供養)
豊川海軍工しょうの空しゅう
戦争をみつめてきたゾウ
(四本の鼻せいぞろい/しのびよる戦争の足音/ゆるせ、動物たち/「ゾウはもうじいではありません。」)
敗戦直後の名古屋駅周辺・愛知の自動車産業
5 かわりゆく愛知
わすれられぬ九月二十六日
(伊勢湾台風/九月二十六日/ひとりぼっち/台風がのこしたもの/げき流のあと)
地方都市小牧のへんぼう
(桃花台ニュー・タウン/十万都市をめざして/小牧トラック・ターミナル/かわりゆく農業)
明治を再現した博物館明治村
よみがえる庄内川
(公害でよごれる空気・川/庄内川をきれいにしよう/ひろがる運動、きれいになる川)
「愛知の歴史ものがたり」人名事典
愛知県の歴史年表
愛知県のおもな博物館・史跡・文化財
「愛知の歴史ものがたり」関係地図
あとがき
「愛知の歴史ものがたり」編著者・協力者一覧