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石川淳と戦後日本

サブタイトル1~10
日文研叢書
編著者名
タイラー・ウィリアム・J 編著/鈴木 貞美 編著
出版者
国際日本文化研究センター
出版年月
2010年(平成22年)4月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
ix,366,226p
ISBN
9784623056170
NDC(分類)
910.268
請求記号
910/I76
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
附録:ウィリアム・J.タイラー『荒魂』翻訳遺稿 石川淳年譜:p311-362 参考文献:論文末
和書
目次

序 『荒魂』を改まって読む―A More Formal Reading of Aratama(ウィリアム・J・タイラー)
 
第I部 石川淳―敗戦後一〇年
空白の〈帝国〉―石川淳「窮菴売卜」その他(日高昭二)
無頼の使徒―石川淳の戦後十年、太宰治・坂口安吾を越えて(竹内清己)
石川淳作品史論・一九四五~五五年―〈焼跡〉から〈革命〉へ(山口俊雄)
占領期の石川淳文学と〈革命〉の主体―「わたしといふ人民」(安原義博)
 
第II部 敗戦後作品の世界
石川淳の「焼け跡のイエス」をめぐって(ロマン・ローゼンバウム)
『燃える棘(しば)』の構造と生成―裸形の女人像をめぐる否定の精神(水谷真紀)
「修羅」を統べる〈ヒメ〉の力―〈史〉の破棄と胡摩の造形(安西晋二)
石川淳とパフォーマティヴィテ―野坂昭如と比較する(コルベイ・スティーブ)
石川淳のフィクションにおけるイメージの動き―一九三五~五四年(ポルティエ・ヴァンサン)
 
第III部 敗戦後の文化状況の中で
石川淳と演劇―「千田是也演出のために」の射程(鳥羽耕史)
アルベール・カミュ受容史における『夷齋俚言』(重松恵美)
石川淳と本居宣長―宣長を学ぶべく奪ふべし(吉川宜時)
講演 江戸文学と石川淳(池内紀)
 
第IV部 石川淳―六〇年代以降
『荒魂』―運動する象徴主義(鈴木貞美)
一九六八年の運動を振り返って―『天馬賦』再読(マッツ・カールソン)
見せかけの世―『狂風記』における表層と深層(ヘレン・ウィートマン)
『天門』論―「逃遁(のがれ)の邑(まち)」について(李忠奎)
 
石川淳年譜(渡辺喜一郎)
あとがき(鈴木貞美)
附録 ウィリアム・J・タイラー『荒魂』翻訳遺稿