図書センゴ キョウカショ カラ ケサレタ モンブショウ ショウカ000052856

戦後教科書から消された文部省唱歌

サブタイトル1~10
心の歴史を奪う権利は誰にもない
編著者名
濤川 栄太 著
出版者
ごま書房
出版年月
1997年(平成9年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
261p
ISBN
4341171453
NDC(分類)
767
請求記号
767/N47
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

はじめに
 
プロローグ 文部省唱歌は、日本人の心を伝える最高の教科書だ!
●歌われなくなった文部省唱歌の中の名歌
●なぜ文部省唱歌は消されたか
●カラオケ文化が名歌を駆逐する
●“教育的配慮”という名の愚行
●暗唱や朗読を軽視する文化の中で、名歌は消えてゆく
●伝統文化の良さが伝わらない、日本のお寒い音楽事情
●いま必要な日本の名歌のルネッサンス
 
1 日本人の魂を伝える「歴史名歌」が、なぜ消されたのか
●マッカーサーの日本人洗脳作戦で歴史名歌が消された
●たとえ戦争時のエピソードでも、軍国主義とは無関係
●歌は想像もできないような力を人間に与える
 
2 「君が代」と「きんたろう」の違い
●GHQが「君が代」を禁止しなかったのはなぜか
●日本の風土に芽生えた説話が、日本人の血となって流れている
●あらゆるリズム感を身につける子どものほうが伸びる
 
3 日本人の情感を伝えるのが「四季」の歌
●四季の名歌をくり返し歌うことで、想い出の風景が記憶される
●たとえ戦争の匂いのする歌でも、事実として歌いつごう
●“村”のない県が出てきたので「村祭り」が消された
 
4 わが祖国、わが故郷、わが唱歌
●祖国を愛する心は、自然に芽生える感情
●現実にはなくても、心のなかに故郷のイメージは形づくられる
●実状に則さない歌でも、残すことに意味がある
 
5 日本人は、外国の歌によって、日本人を意識する
●外国の曲を自国の愛唱歌にしてしまう、日本人の適応能力
●人間性豊かな翻訳者によって外国名歌は生まれた
●「教養」を教えなくなったいまこそ、子どもたちに名歌を教えよう
 
●著者が選ぶ唱歌ベストテン
1「早春賦」
2「花」
3「冬の夜」
4「浜辺の歌」
5「海」
6「荒城の月」
7「埴生の宿」
8「野中の薔薇」
9「ローレライ」
10「故郷を離るる歌」
 
あとがき