焦土の甲府盆地に立って
- サブタイトル
- 戦争を知らない世代へ;2‐13 山梨編 甲府空襲と銃後の記録
- 編著者名
- 創価学会青年部反戦出版委員会 編
- 出版者
- 第三文明社
- 出版年月
- 1984年(昭和59年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 236p
- ISBN
- 4476072135
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/So32
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
発刊の辞
第一章 甲府空襲――炎の海をくぐり抜けて
かいまきで助かった命(田代よし子)
静江ちゃんが泣かなくなったよ!(鈴木里う)
緑のじゅうたんに突きささった不発弾(長谷川富司)
板壁のふし穴からのぞいた地獄絵(長谷川登志子)
肥えだめの中の叫び(加賀美光代)
避難活動の中で見たもの(武井武)
教え子を奪った悪夢の一夜(五味喜恵)
炎が油をなめていた(酒井えつ子)
わが家の防空壕に突きささった三発の焼夷弾(原田博子)
災禍に響きわたった阿鼻叫喚(原美子)
布団一枚で助かった私たち(中元花子)
必死の看護の果てに(斉藤八重子)
土を炎に投げつけて(佐野弘安)
焼け焦げた私の足首にうじが(河野満つ子)
「お前ら、家がねえずら」と言われて(伊藤益子)
捜しあてた女の子の首(斉木さだえ)
「一夜乞食」と馬鹿にされて(保坂もも代)
父の命を奪った缶詰め(和出ヨシエ)
出征兵士を送る時に見た甲府空襲(坂本いま子)
不発弾に貫かれたわが家(匿名)
第二章 戦時下の生活――一瞬の安堵も許されず
戦死にならない“戦死”(小林かね子)
女も戦闘員(輿水みさ子)
一家で四人が戦死!(須藤はつの)
「挺身奉公せよ!」(原田京子)
ねずみさえも食料にして(石原金代)
国賊と呼ばれた花嫁姿(上野桂)
軍服づくりの青春(国友秋子)
命賭けのヤミ取り引き(荻窪みつ)
困窮の生活――草も木も疲れ果て(田中田鶴枝)
機銃掃射――数ミリの命拾い(沢登絹子)
哺乳ビンは墓場の花ビン(青柳房子)
赤ん坊より上手な匍匐訓練(日向久幸)
今も生き続ける夫の手紙(石原トシ子)
わが家を突き刺した焼夷弾(芹澤つな江)
疎開先でどろぼうと呼ばれて(中嶋文子)
第三章 出征兵士――心に刻まれた傷跡
炎のパラオ空襲(河崎芳雄)
“生きていてほしい”(中川公之甫)
飛び交う弾丸の下で(野呂瀬忠秋)
兄さん!今でも待っています(山本敬樹)
飢えと寒さのシベリア抑留(小田切輝次)
絶体絶命を救った南海のスコール(青木義雄)
負傷兵の涙(山田秀雄)
「八丈島総攻撃敢行」のビラ(河村尊久)
知らされなかった兄の葬儀(村上和輝)
あとがき
甲府空襲概要
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/12227967
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