盆地は火の海 2
- サブタイトル
- 八王子大空襲体験記録
- 編著者名
- 八王子空襲を記録する会 編集・発行
- 出版者
- 八王子空襲を記録する会
- 出版年月
- 1982年(昭和57年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 26×
- ページ
- 176p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/H11/2
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 折り込図1枚:八王子空襲戦災地図
- 昭和館デジタルアーカイブ
刊行のことば
第一部 八月二日の記憶
長靴に溢れた青春の血(田代コト子)
たった一枚の写真(山口千代子)
間(ま)がよきゃ殺(や)られちゃう(浮世亭燕楽)
中山製麦の焼米(水城章一)
姉の子を背負って(大沢シズ)
お米一升酒一升(篠崎菊枝)
焼夷弾をやっつける(内田新次)
焼け跡の事務用箋(小林ヒロ子)
あの夜(吉村イチ)
駅のあたりに火柱が(久根崎周太郎)
私の空襲体験(吉田秀和)
火の海を撮る(石沢拓郎)
山家の火燵で(石沢ウタ)
劫火烈しく―空襲哀歌―(瀬沼ユキ子)
九谷焼の思い出(福田秀夫)
バケツリレーも火はたきも駄目(高橋勇)
医者も薬もなく(石森正典)
焼夷弾の雨を逃れて(臼井昭)
見つかった日記帳(中村友保)
油の雨(山崎二三子)
昭和二〇年八月二日(井出清)
観音像は母の手に(石川誠一)
火事場泥棒(山口栄子)
花火、その光と音の中で(上保光江)
「この人もやられたのね」(川村三千代)
戦火に追われて(白瀬懋)
焼け野原の八王子中学校(稲村武夫)
桑の木の下で(濱野益男)
貧しき歌(大谷正美)
何もかも焼けちゃった(秦英一)
外神田、池袋、そして八王子(佐々木菊助)
焼き殺された親子犬(杉山安子)
罹災証明書(藤枝清)
森の木は火柱(武市英子)
病院での救護活動(持田治郎)
火の粉が降る中で(渡辺リン子)
第二部 戦禍はてなく
浅川町役場焼失(設楽政治)
燃える三軒在家(毛利元久)
三六年前の医療品(県敏夫)
家も命もたすかったけれど(馬場千代)
平和を願い次代に語りつぐ(米山健蔵)
疎開学童を受け入れて(坂本昭二)
青春はなかった(中島キヨ)
浅川地区の空襲(持田治郎)
疎開先も炎上(黒沼敏子)
短歌・笑顔に親し元八の人(倉本彦五郎)
動員学徒として(印南博恭)
小仏峠のあの道を(島暉子)
第四高女の生徒たち(金子正雄)
海軍浅川で被災(青柳辰雄)
上野屋母子の焼死(佐藤太盛)
母を探して(鷲見志津枝)
線路を守って(加藤力蔵)
第三部 とびだした百尋(ひゃくひろ)
母の死(根津シゲ子)
あの時僕は一〇歳でした(森原崇生)
小田野は火の海(野宮マサエ/大塚完二)
幼ない日の母の姿を思いながら(森原国法)
宝生寺に疎開して(今井明子)
山村の軍需工場(坂本一郎)
第四部 惨劇の猪の鼻トンネル
屍の中から這い出して(長田康子)
列車銃撃を見た(落合多恵子)
猪の鼻トンネル(設楽政治)
小型機(瀬沼和重)
犠牲になった女子工員(船木藤太郎)
九死に一生(角南利三)
一日と五日の空襲(岸金八)
悲しい救援活動(山崎由雄)
第五部 消防官の記録
署長も陣頭に(野沢新次)
消防官の証言(小笠原優)
消防隊出動(坪見善策)
最年少隊員として(瀬沼和重)
資料編
八王子大空襲米軍資料(訳・奥住喜重)
八王子大空襲の実態(記録する会)
戦時下の八王子消防署沿革(瀬沼和重)
あとがき
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