立川空襲の記録 第2集
富士見町、柴崎町被災図
空襲の概況と問題点
四月四日、富士見町二丁目では……
―手記― 三人の子ども(中津秀雄)
―手記― 破壊された防空壕(広瀬さち子)
生きうめの恐怖(小寺善子)
二度もB29に(石井哲二)
恐ろしい爆風の威力(竹村安吉)
すき間が心の支えでした(田島フク)
四月四日、富士見町四、五丁目では……
―手記― 姉の死(千石美代)
家をまもった(沢田ハル)
空襲と牛(五十嵐康晴/相沢俊輔)
警防団勤務の留守に(比留間竹子/比留間とし子)
たった五日の命(五十嵐八千代)
家が燃える(佐藤こう)
突然の出来事(塚田いね/塚田一美)
有刺鉄線のまえで(鈴木トシ)
敗戦を予知しながら(鈴木トヨ)
わかれ道(小町三吉)
四月四日、柴崎町では……
最後の叫び(加藤梅吉)
水橋の下で戦死(小川金蔵)
家屋焼失(長泉芳太郎)
東京社の煙突の近くで(二瓶マサ子)
壕を追われて(笠原キク/笠原順二)
八月二日、富士見町では……
―手記― 家をまもりぬく(井上キヨ)
八月二日のこと(中田豊平)
主婦の死と町会長(萩原義政/萩原サト/萩原千恵子)
工場を救った弁天様(石田吉蔵)
白い炎(小島次郎)
はだしで弟と河原へ(小島武彦)
田んぼに無数の焼夷弾が(鈴木藤太郎/鈴木功)
火のなかの母(沢田たき)
防空壕に焼夷弾が(高木政雄)
一夜こじき(小野かめじ)
火の林(沢田定一)
五十七発の焼夷弾(荻野芳広)
焼夷弾、右肩を直撃(井上ヤス/井上ハル/宮崎はる子/井上喜恒/井上ミヨ)
八月二日、柴崎町では……
―転載― 小川と防空壕(小川淳一)
焼死体の悪臭(土井隆夫)
位牌だけは……(芝田ヨシ/芝田泰一)
おじいさんの活躍(中村かね)
見ている前で(小川福蔵)
多摩川の砂利が見えた(中村さと/中村達雄)
居宅と貸家三棟焼失(青木新次郎)
炎のなかで(加藤治雄)
工場全焼(臼井喜一)
製糸工場から通信機工場に(清野みゆき)
傘をさしたまま……(浅海境)
同僚の死(橋本フジ)
不明目標一機あり!(小川ハル)
長屋門炎上(柴崎仙次郎/柴崎タカ)
炎の川(小川正治)
火と煙の夜(小川淳一/小川房子)
おーい、大丈夫か!(中村喜代子)
母と弟夫婦が生き埋めに(桜井四郎)
ケヤキの花(馬場重徳)
生きていた!(星谷ふじ)
焼夷弾が帯状になって(加藤清)
特殊な体験・目撃者の証言
―手記― 空からの悪魔の使者(中島良男)
四月三十日の空襲(田島フク)
六月十日の空襲(中田豊平)
機銃掃射により一名死亡(沢田定一)
無人電車がくる(藤井清)
友軍の爆弾(?)で死亡(根岸軍次郎/根岸セイ/田村武二)
戦中、戦後(井上義治)
観音様のご加護か(弓場重昌)
あの頃の立川は……(中島舜司)
空襲のころ(小川良/小川富史)
「立川町」防火用水(須崎喜久太郎)
琴帯橋と周辺の空襲(中村きよ)
立川防空監視哨(寺沢信平)
私は防空監視哨員でした(江沢近男)
立川空襲・被爆直後の写真(石川光陽)
立川空襲犠牲者名簿――富士見町・柴崎町関係――
あとがき