図書目録チチ ガ コ ニ カタル キンゲンダイシ資料番号:000052731

父が子に語る近現代史

サブタイトル
編著者名
小島 毅 著
出版者
トランスビュー
出版年月
2009年(平成21年)11月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
182p
ISBN
9784901510776
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/Ko39
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

1 何のための日本史?
「歴史」は作られる
外国あってこその「日本」
近代の始まりはいつか?
 
2 他者の視線への配慮
日本を見る目を見直す
国の成り立ちはさまざま
なぜ歴史を勉強するのか
 
3 江戸の二つの歴史意識
町人と武士の自意識
「尊皇攘夷」という標語
なぜ人材が輩出したか
 
4 「世襲」を支える「忠義」の理屈
赤穂浪士をめぐるジレンマ
凡庸を支える「忠義」のしくみ
くり返される世襲人事
 
5 定信の画期的教育行政
文武両道のすすめ
朱子学と徂徠学
人材登用制度の開始
 
6 武士道の成立と幕府の誤算
太平の世の網紀粛正
武士道の中身
誰に対する忠誠か
 
7 教育熱
「尊号一件」の考え方
馬琴の基本コンセプト
藩校と寺子屋の充実
 
8 清朝の衰退
アヘン戦争
太平天国の乱
アロー戦争
 
9 幕末の動乱早わかり
幕府の威信の失墜
明治維新までの流れ
年代の覚え方
 
10 吉田松陰・久坂玄瑞・坂本龍馬―祀られた人々
松下村塾と安政の大獄
幕末のテロリスト
英雄に仕立てられた男
 
11 井伊直弼・近藤勇・篠田儀三郎―祀られぬ人々
正しかった決断
忠義を尽くした新撰組
白虎隊の悲劇
 
12 新政府の制度と語彙
地方と中央の制度改革
西洋の制度と中国の語彙
大日本帝国憲法と教育勅語
 
13 岩倉使節団と教育改革の重視
岩倉遣外使節団の驚き
欧米諸国の変動
教育制度こそ重要
 
14 昌平坂学問所を切った東京大学
二つの大学の起源
「教育荒廃」の原因は
実学偏重は危ない
 
15 チェンバレンとモースの見た日本
お雇い外国人教師による記録
算盤と行水
民衆文化のスケッチ
 
16 窮余の太陽暦採用
寺の鐘で刻を知る
旧暦の精密さ
なぜ明治六年に改暦したか
 
17 鉄道物語
開業三十年間のすさまじい変化
大都市の鉄道路線網
そして新幹線へ
 
18 韓国問題と日清戦争
韓国への視線
征韓の思想
何のための日清戦争
 
19 日露戦争は防衛戦争ではない
「司馬史観」のゆがみ
『坂の上の雲』の見方
「韓」と「朝鮮」
 
20 歴史に向き合うということ
目をそむけるな
満州事変から十五年戦争へ
植民地支配の本質
 
21 漱石の憂鬱
覚めた眼をもつ人々
「高等遊民」の世界
転換期の十年を象徴する
 
22 「人格」の流行と「国民文化」の強調
「人格」の発明
和辻哲郎の道元理解
和辻と津田の論争の土俵
 
23 大正デモクラシーと「常民」の発見
天皇機関説と政党内閣論
柳田國男の民俗学
合理を超える「常民」の世界
 
24 「吉野朝」と国家神道
南朝正統論
国定教科書偏向問題
国家神道の創造
 
25 大正から昭和へ
好況から不況へ
恐慌に始まった昭和
軍人は愚かだったか
 
26 軍部の台頭を考える
戦争の区別はできない
戦史をひとつながりで捉える
一国の指導者たることの難しさ
 
27 戦争の責任を考える
国民が支持した
始まりはいつも防衛戦争
わかりやすい図式で見るな
 
28 破局、そして再建
敗戦まで
戦後の改革と東西冷戦
歴史教育をめぐって
 
29 一九六八年
「古い権威の打倒」をめざして
革命運動の挫折と高度経済成長
この四十年、そしてこれから
 
30 シルクロードと韓流―幻影二題
見たくないものをこそ見る
さまざまな百周年
 
あとがき

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