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沖縄戦、米軍占領史を学びなおす

サブタイトル1~10
記憶をいかに継承するか
編著者名
屋嘉比 収 著
出版者
世織書房
出版年月
2009年(平成21年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
xxi,422p
ISBN
9784902163452
NDC(分類)
219.9
請求記号
219.9/Y16
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
和書
目次

はじめに
 
I 沖縄戦を学びなおす
戦後世代が沖縄戦の当事者となる試み…沖縄戦地域史研究の変遷、「集団自決」、「強制的集団自殺」
はじめに
沖縄戦後史と沖縄戦関係刊行物
沖縄戦の語りにおけるマスター・ナラティブの形成―市町村史の意義
九〇年代以降の沖縄戦の語りの再検討―「証言すること」の再検討=「島クトゥバで語る戦世」の試み
「集団自決」と「強制集団死」
「集団自決」の記憶をどう分有するか
ガマが想起する沖縄戦の記憶
証言の時代と沖縄戦の記憶
新平和祈念資料館問題が提起するもの
チビチリガマとシムクガマ
移民体験と沖縄戦
沖縄戦における兵士と住民…防衛隊員、少年護郷隊、住民虐殺
はじめに
沖縄住民の戦力化と住民への防諜対策
住民と兵士の接点としての防衛隊と少年護郷隊
少年護郷隊・鉄血勤皇隊
日本軍による住民虐殺の論理
仲間内の語りが排除するもの
質疑応答の喚起力…文富軾氏の講演について
戦没者の追悼と“平和の礎”
はじめに
沖縄戦にかんする慰霊の塔の碑文調査
平和の礎の概要、意義と問題点
平和祈念資料館問題と沖縄戦の記憶
平和の礎と戦争の記憶
追悼する地域の意思…沖縄から
自衛隊による儀式と追悼の慰霊祭
戦没者追悼での国家と地域との違い
「バナキュラーな記憶」を手放さないこと
平和の礎と地域の慰霊の可能性
殺されたくないし、殺したくない…沖縄の反戦運動の根
はじめに
沖縄の反戦運動の新たな動き
殺されたくないし、殺したくない
沖縄戦の記憶
民衆の安全保障
結びにかえて
歴史を眼差す位置…「命どぅ宝」という発見
はじめに
平和の礎でのクリントン演説
「命どぅ宝」
結びにかえて
 
II 米軍占領史を学びなおす
重層する戦場と占領と復興
東アジアで「戦後」を問うことの二つの認識
沖縄大会で何をテーマとするか
暴力の継続と変成―第二回国際共同シンポジウムin Okinawa:東アジアの「占領」と「復興」を問う
二つの問題提起―戦後に継続する東アジアの戦争と戦場、占領、復興の問いなおし
「国境」の顕現…沖縄与那国の密貿易終息の背景
はじめに
沖縄密貿易の諸相と与那国密貿易の実態
朝鮮戦争前後のアメリカの沖縄政策
密貿易の取り締り
米軍による与那国密貿易の一斉取り締り
結びにかえて
米軍統治下における沖縄の高度経済成長…二つの対位的物語
米軍統治下の沖縄の高度経済成長の概要と特徴
米民政府による沖縄の高度経済成長の物語
沖縄本島北部社会の宜野座村の変容
カウンターナラティブとしての伊佐浜住民の「物語」
結びにかえて
越境する沖縄…アメリカニズムと文化変容
はじめに
サバイバル生活
米軍基地と対沖縄住民文化政策の変更
生活改善とアメリカの影響
家電製品の浸透
米軍基地と生活との矛盾
おわりに
 

 
あとがき
 
初出一覧